公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
理事長 秋山 光文
当財団の前身である財団法人目黒区芸術文化振興財団は、昭和62年10月の美術館建設を機に、区の芸術文化の振興を図り、地域社会の発展向上に寄与する目的で設立されました。
以来、指定管理者制度の導入や公益財団法人への移行を経て、現在まで引き続き「目黒区美術館」および「めぐろパーシモンホール」、「中目黒GTプラザホール」の管理運営を行っております。
これまで、職員一同、創意工夫をし、ホールでの鑑賞事業、美術館での展覧会、ホールと美術館の連携事業をはじめ、両施設でのアウトリーチプログラム、ワークショップなど教育普及事業にも積極的に力を注ぎ地域社会の発展向上に努めてまいりました。
地域社会で行われる芸術文化活動は、区民一人ひとりの人間性を豊かにするだけではなく、心のふれあいを通じて、コミュニティの形成に大きな効果をもたらすといわれています。
こうした中、新型コロナウイルス感染症は、財団運営に大きな影響と対応の変革をもたらしました。当財団としましては、時代の変化に的確、柔軟に対応し、地域において身近で芸術文化に触れる楽しさや感動を味わえる機会、自らが参加し表現する場を絶やさぬよう、皆様の声を受け止めながら、これからの時代にどのような事業をどのように展開すべきか新しい発想と創意工夫を凝らしながら取り組んでまいります。
さらに、お客様本位の運営を心掛けながら、「文化縁(芸術文化を契機として、人々の間に生まれる新しく豊かなコミュニケーションと、それを通して形成される人々のつながり)」を大切に、「芸術文化の香りあふれるまちづくり」の実現に貢献するよう努めてまいります。
今後も、年齢や性別、国籍、障害の有無にかかわらず、誰もが芸術文化の機会を等しく享受し、地域社会の中で心豊かな生活を送ることができるよう、区をはじめ関係団体との連携・協力のもと、財団の総力をあげ事業を展開し、目黒区における芸術文化の振興と地域社会の発展に貢献し、区民の皆様のご期待に応えてまいります。
皆様におかれましては、当財団の活動につきまして、なお一層のご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
目黒区の芸術文化の拠点となる施設「めぐろパーシモンホール」「中目黒GTプラザホール」「目黒区美術館」での様々な美術及び舞台芸術に関する事業を実施し、また地域との連携を図りながら目黒区における芸術文化の振興・発展向上に貢献する事業を行っています。
▼ 沿 革