柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2009年7月27日(月)
「これがオペラだV 第3回夕鶴」が終了しました!
パートVシリーズの第3回は、「夕鶴」でした!
5年前から行っている「これがオペラだ」。 今年は、早いもので、パートVです。毎回、分かりやすくピアノの軽やかな伴奏で、 楽しくオペラ作品のストーリー、美しい曲の数々を臨場感ある 小ホールでお楽しみいただける人気シリーズです。
ちなみに、パートVの… 第1回は、「フィガロの結婚」http://www.persimmon.or.jp/information/diary/20090606182500.html 第2回は、「こうもり」http://www.persimmon.or.jp/information/diary/20090618163900.html でした。
そして、第3回は、7月18日(土)、19日(日)に、 團伊玖磨作曲の夕鶴を行いました。
夕鶴の登場人物は、いたってシンプル。 つう(嘉目真木子さん)&与ひょう(望月光貴さん)、 運ず(大井哲也さん)&惣ど(鹿野由之さん)という 大人4人が織りなす悲しい物語。
そこに、今回のピアニストである羽石道代さんの音色が混ざり、 物語の印象をより鮮明に映し出します。
そして、忘れてはならないのは、この物語には、 非常に大事な役者である『子どもたち』が登場する設定に なっております。
公演に先立って、子どもたちの合唱練習を、 事前に相当期間行いました。 この合唱練習の報告については、改めて!
「これがオペラだV」の職員目線の概要については、 前回のこうもり公演における柿の木日記で担当した高見澤が 書いてある通りなのですが、再度書かせていただくと、 ホール職員も一緒に舞台を作るところが醍醐味なのです。
小道具で用意したのは、5連の障子や子ども用のはんてんや、障子に 映し出された鶴の絵(きりえ)です。 夕鶴のロゴ(いつも舞台正面に投影していました)は、 前回のこうもり担当の高見澤が制作してくれました!
そして、このホールの裏方として、舞台の雰囲気を作ってくれて いるスタッフの美濃さんが、木足を囲って&グレーの布をかぶせて、 囲炉裏の雰囲気を出してくれたり…。 美濃さんは本当に気が効きます!!(いつもありがとうございます)
そして、照明を担当している平山さんが、 毎回プロデューサーの松本宰二氏の 照明プランをとても良い仕上がりに表現してくれたりと…。 (いつもありがとうございます…平山さん)
出演者サイドのマネージメントを担当している二期会の高田さんは、 わらじを用意してくれたり、雪の雰囲気を出すために真綿を用意してくれたり。
そして、プロデューサーである松本宰二さん。 出演者としてもとても魅力的な方なのですが、 プロデューサーとしても、とっても凄い方なのです!! (ホール担当者は、みなファンです!松本さん、気軽に言ってすみません)
プロの出演者はもとより、裏方スタッフ含めて、高いレベルを持った方たちと 一緒に仕事をしていると、とにかく最高に面白いです! お客様に喜んでもらいたい一心で公演を作っているので、 自然とチームワークが出来上がってくるのも、ホール職員として嬉しい限りです。
今回のパートVでは来場者の皆様に、今までの「これがオペラだシリーズ」 作品の中で、是非再演してほしい!という再演希望のアンケートをとりました。
今後の企画の参考とさせていただきますので、次回も楽しみに 待っていただければ、ホール職員としては嬉しい限りです。