柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2010年4月4日(日)
「未来の音」第10回 三浦一馬バンドネオン・リサイタル
何だか近年ではあまり記憶がないような寒い日が多い年ですが、
明日は春の彼岸というこの日は朝からすっかり春めいていました。
そんなことで何となくけだるい雰囲気が漂っていましたが、いざリハーサルが始まるやいなやラテンの情熱的なリズムに心身とも浮き立ってきました
三浦一馬さんはバンドネオンの本場アルゼンチンで勉強するための渡航費を、自費出版のCDを街角で演奏しながら販売して捻出したそうです。
その根太い精神力が生み出すダイナミックな演奏の中にも、時折見せる繊細で優しい横顔が洋々たる将来を予感させるステージでした。
会場のお客様も若い彼への熱い応援が背を後押ししていたようで今後への期待が感じられました。
このシリーズの主旨である、若い演奏家の支援という大きなテーマそのもののコンサートとなりました。
担当の上田からの報告でした。