柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2010年7月25日(日)

パーシモン・パレット・プログラム2010 楽器コース 参加者募集中

熱帯化するトーキョーに響け、本場熱帯・バリの音とリズム。

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みなさんは、「ガムラン」をご存知ですか?

世界の民族音楽の中でも比較的有名なので知っている人も多いと思いますが、「ガムラン」は、おおざっぱに言うとインドネシアの打楽器アンサンブルのこと。銅鑼(どら)のような楽器、太鼓、鉄琴のような鍵盤楽器、その他にも弦楽器や笛、人の声などが入ることもあるようです。楽器の素材も、青銅などの金属製のものと竹製のものがあります。地域(島)や演奏される状況によって特徴が異なるようですが、たとえばバリ島の竹製ガムラン「ジェゴグ」の演奏団体「スアール・アグン」は日本でも人気がありますね。

今年の夏のパーシモン・パレット・プログラムの楽器コースは、このガムランを体験します。講師は、ガムラン奏者の櫻田素子さんと、“自然好きをひとりでも多く”を目的に活動しているナチュラリストの藤本和典さんです。ガムランを観て聴いて知ることからはじめて、廃材などを使ってガムランをつくったり、みんなで外に出て身近な自然を観察してみたり、南の島をイメージした絵を描いて飾り付けをしたりする予定です。

今回の対象は小学生ですが、最終日(>8月>29日)にはミニ発表会をひらきますので、興味のある方はぜひお越しください。

〈詳細はこちら〉

パーシモン・パレット・プログラム>2010楽器コース

http://www.persimmon.or.jp/event/991.php

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また、講師の櫻田素子さんは、>8月>2日(月)>12:30?、めぐろ区民キャンパス地下>1階プラザでの「マンスリー>LIVE」に登場します。こちらにもぜひ!

http://www.persimmon.or.jp/hosting-performance/965.php

ちなみに、私が>1枚だけ持っているガムラン>CDはこれ。

MEET THE DEMONS OF BALI / Mani Neumeier & Peter Hollinger

既出のジェゴグ演奏団体「スアール・アグン」と、ドイツ人ドラマーのマニ・ノイマイヤー>&ペーター・ホリンガーの>1997年バリでのセッション。

いわゆる「西洋と東洋の出会い(そしてバトル)」系なのですが、マニとペーターのドラムスが叩き出す西欧近現代のリズムが、地から湧きあがるようなジェゴグ群の振動とせめぎあいつつ融合。東西打楽器群の音とリズムが、緩急やパターンを変えながらも続いていくさまは、まさに東西混交の人力テクノ。たまに哀愁の旋律(笛?)がそのカオティックな轟音に乗ったりするものだから、つい笑ってしまいます。ジャケットもいけてる↓中毒性の高い一枚です。

ジャケ.jpg やっぱり夏になると聴きたくなる、南の島のガムラン。

事業課:小比類巻