柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2011年12月2日(金)
【おしえて!Mr.バッハッハ】~バラライカってなに?~
バラライカ・・・三角形の弦楽器が、ロシア民衆の心を甘く切なく唄いあげる。
(wikipediaより引用)
(よしのちゃん):ジングルベ~ル、ジングルベ~ル・・・♪そろそろ季節はクリスマス・・・って あれ?Mr.バッハッハ。一人でなに飲んでるの~?カルピス?
(Mr.バッハッハ):いやいや、これは、「バラライカ」というカクテルだよ。
(フリーフォトより引用)
え!?カクテルというとお酒?
そう、ウォッカ、ホワイトキュラソー、レモンジュースを混ぜて・・・シェーク、シェーク! そしてこの三角のグラスに入れるんだ。
わ~、なんだかおっしゃれ~!
ところで、この「バラライカ」というカクテルだけど、楽器の名前から付けられているって知ってるかい?
え!?そうなの?「バラライカ」ってはじめて聞いたな~。
「バラライカ」という楽器は、三角形の胴体を持つロシアの民族楽器なんだ。 カクテルの「バラライカ」の名前は、ウォッカがロシアの特産であることや、 この楽器の形がカクテルグラスに似ていることからイメージされたんだね。
へええ。三角形が印象的ね!ねえ、この楽器について、もっと知りたいな!
OK!「バラライカ」っていうのは、数百年前からあるロシアの民族楽器なんだ。 しかし、19世紀末頃までは、「農民のための粗末な楽器」として、貴族からさげすまされていた。
え~、どうして?
それはね、キリスト教の東方正教会が儀式の時に楽器の使用を禁止していたため、 ロシア音楽は声楽を中心に発達したからなんだ。 その楽器を、コンサート会場で聴かせるように質を高めて改良したのが、”バラライカの父”と 呼ばれるワシリー・アンドレーエフという人なんだよ。
ロシア民謡の演奏にかかせないものとしたのね!
「バラライカ」の名前の由来は”軽口をたたく””おしゃべりする”と言われ、 人間の肉声に極めて近い楽器といわれる。 不遇な歴史を生き抜いた民衆の心を歌いあげるように気高くせつなく響くんだよ。
へえ~。実際に聴いてみたいな!
甘く、せつない音の響き・・・しっとりとしたクリスマスのコンサートになりそうね!
よしのちゃん・・・僕のカクテル、いつのまにか全部飲み干しているね・・・
【ロシア音楽のクリスマス】
2011年12月10日(土) 14時30分開場 15時00分開演 会場:中目黒GTプラザホール(中目黒駅より徒歩1分) 料金:全自由席2,000円 出演:北川翔(バラライカ)、大田智美(アコーディオン)詳しくは以下をご覧下さい。 http://www.persimmon.or.jp/performance/hosting/20111003174000.html
事業課 余村