柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2011年12月23日(金)
未来の音シリーズvol.16「ウェールズ弦楽四重奏団」
未来の音シリーズ初の弦楽四重奏団の登場です。
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2011年12月17日(土)15:00
めぐろパーシモンホール小ホール
《Program》
ウェーベルン : 弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
ウェーベルン : 弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
モーツァルト : 弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調「ホフマイスター」 K.499
シューベルト : 弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D. 887
《アンコール》
バッハ: マタイ受難曲より コラール「汝の道を委ねよ」 BWV244/44
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ウェールズ弦楽四重奏団は、2008年にミュンヘン国際音楽コンクールで第3位を受賞。現在、4人でスイスに留学し、バーゼル音楽院でハーゲン四重奏団のライナー・シュミット氏に学んでいます。
今回プログラムは、オーストリアの作曲家による、ウィーンで生まれた作品で構成されています。
冒頭、20世紀のウィーンで活躍した新ウィーン楽派と呼ばれた作曲家の一人であるウェーベルンの無調の2つの作品。
ウィーンの時間をさかのぼり18世紀、モーツァルトの軽やかかつ豊かに響く弦楽四重奏曲です。
後半は、シューベルトの最後の弦楽四重奏曲となった、壮大かつ長大な作品と相対します。
日々お互いの音に耳を傾けながら、共に音楽に向き合ってる4人ならではの響きが、この日の小ホールを満たしました。