柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2013年1月21日(月)

ゆったりライヴの旅フェスティバル2012 ライヴレポート+セットリスト

アン・サリーさん、畠山美由紀さんなどたくさんのアーティストに出演いただいたフェスティバル。

ジャズ、ボサノヴァ、ワールドミュージック、シンガーソングライター・・・。 30代40代を中心とする音楽好きのために、 2008年から始まったライヴ・シリーズ「ゆったりライヴの旅」。 このシリーズでは、昨年度までに計11回のライヴを開催してきました。

そして、めぐろパーシモンホール10周年を迎えた2012年、 この周辺の音楽シーンを代表する豪華アーティストによる ゆったりライヴの旅フェスティバルを2012年11月に開催しました。 たいへん遅くなりましたが、その様子をレポートします。 演奏された曲も最後に掲載しました。

■11月3日(土)1日目、17時開演。

出演: アン・サリー orange pekoe 高田漣 Banda Kazaliste

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幕開けは、ジプシー・ブラスバンド、Banda Kazaliste(バンダカザリステ)。 このフェスティバルの直前に結成されました。 メンバーはアルト・サックスの鈴木広志さん、テナーサックスの上運天淳市さん、 トランペットの長友誠さん、トロンボーンの今込治さん、チューバの古本大志さん、 アコーディオンの大口俊輔さん、ギターの田中庸介さん、ドラムの小林武文さんの8名です。 オープニングにふさわしく、パワーあふれるブラスとリズムに盛り上がりました。 サウンドだけではなく、目にも楽しいステージングが大好評でした。

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続いての登場は「やわらかな夜」のヒットで知られるorange pekoe(オレンジペコー)。 ナガシマトモコさんのヴォーカル、藤本一馬さんのギター。 今回はさらに、吉澤はじめさんのピアノ、小泉P克人さんのベース、 小松伸之さんのドラムも加わっての豪華メンバーで登場です。 ブラジルの名シンガー、エリス・レジーナのカヴァーもあり、盛りだくさんな内容。 ブラジリアン・フレーバー溢れるリズムの心地良いサウンド、 ナガシマさんの力強いヴォーカルが堪能できました。

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休憩後は、パーシモン初登場となるシンガー・ソングライター、高田漣さん。 伊賀航さんのベース、伊藤大地さんのドラムというトリオで登場。 まさにゆったりとしながらも、ベースとドラムもほどよく効いていて、 心地良いグル-ヴを持った音楽と歌、トーク。 トロピカルな雰囲気の曲もあり、高田さんのペースによる心地良いひととき。

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そして、この日のラストに登場したのは、アン・サリーさん。 お医者さんでもありシンガーでもあるという、 ユニークなライフスタイルでも知られるアーティストです。 小池龍平さんのギター、 吉野友加さんのアイリッシュ・ハープによるシンプルな演奏で、 透明感ある美しい歌声がとても素敵だったという好評の声が多数。 改めて、アン・サリーさんは日本語を美しく歌うシンガーだと思います。 とりわけ、阪神大震災を歌った曲「満月の夕」のカヴァーは、 たくさんの方々の印象に残ったようです。 アンコールで再登場、アンさんの美しい歌声で1日目が終了。

■11月4日(日)2日目、16時開演。

出演: 畠山美由紀+ショーロクラブ naomi & goro & 菊地成孔 Saigenji コーコーヤ

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2日目の幕開けは、ブラジル音楽トリオ、コーコーヤ。 ショーロクラブのメンバーでもある笹子重治さんのギター、 江藤有希さんのヴァイオリン、黒川紗恵子さんのクラリネット。 ときに3人が会話をするように演奏される楽しい曲の数々は、 幸福感あふれる明るい音楽です。

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続いての登場はシンガー・ソングライター、Saigenji(サイゲンジ)さん。 たった一人で、大ホールのステージに登場。 ギターと歌。それだけで、あふれるパワーとリズム、そして歌。 たった一人で創り出す音楽が、これほどまでに豊かであることに、とても驚きます。 それはきっと、音楽に愛されたSaigenjiさんにしかできない音楽。

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そして、人気ボサノヴァ・ユニット、naomi & goro & 菊地成孔。 正統派のボサノヴァ・デュオとして人気が高いヴォーカルの布施尚美さん、 ギターの伊藤ゴローさんによるnaomi & goroに、菊地さんが参加しての特別ユニット。 おなじみアントニオ・カルロス・ジョビンの曲、英バンドのプリファブ・スプラウトのカヴァー、 マイケル・フランクスのカヴァーなどツボを押さえた選曲、 心地良いアレンジで美しいリズムと歌声を楽しめました。

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2日間のフェスティバル、最後に登場したのは畠山美由紀+ショーロクラブ。 パーシモン初登場の畠山美由紀さんと、パーシモンではおなじみショーロクラブでのステージ。 この共演は、なんと9年ぶり?だそうです。 畠山さんの故郷、気仙沼を想い作られた作品「わが美しき故郷よ」。 詩の朗読から始まり、情感豊かに歌いあげるこの名曲には多くの人が感動。

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そして、コーコーヤのメンバーも加わってのアンコール、「Over the Rainbow」。 この曲をショーロクラブが演奏するとこんな素敵なアレンジのサウンドに? というほど素晴らしく幸せなフィナーレでフェスティバルは幕を閉じました。

皆さま、ご来場まことにありがとうございました!

================== ゆったりライヴの旅フェスティバル2012 セットリスト(演奏曲目一覧) ==================

■11月3日(土)17:00開演

◎Banda Kazaliste Manea Bayrum sekeri Hava Naguila Bubamara

◎orange pekoe Happy Valley Selene Foggy Star Corrida de Jangada Upa Neguinho やわらかな夜 LOVE LIFE

◎高田漣 It's been a long time Oh babe, what would you say? Aji Bao Shen Circudian Rhythm 古靴店 火吹竹 Little Hawaii

◎アン・サリー Wild Bird 星くず Voce e eu 星影の小径 Disney Girls 満月の夕 蘇州夜曲 あたらしい朝 ハレルヤ アンコール/こころ

■11月4日(日)16:00開演

◎コーコーヤ レインドロップス 猫のしっぽ犬のしっぽ ジンタ マルシェの黒い熊 止まれないの ロータスメロディ ボンボヤージュ!

◎Saigenji ハミングバード・ワルツ 鼓動 走り出すように 海のそばに Corrida de Jangada Vals No.1 ミュージックジャンキー

◎naomi & goro & 菊地成孔 King of Rock'n Roll Days of May So Tinha De Ser Com Voce Cinema Roshina イパネマの娘

◎畠山美由紀+ショーロクラブ 小さな空(ショーロクラブ) Martelo Maifeito(ショーロクラブ) あなたの街へ 記憶 眠ってしまいたい 運命の糸 SABIA Universo au meu reder 朗読:わが美しき故郷よ わが美しき故郷よ アンコール/Over the Rainbow