柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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2013年9月6日(金)
ホールに笑い!!柳の家の三人会
9月2日(月)18:30から大ホールにて、「柳の家の三人会」と題して、柳家の精鋭3人の落語会が開かれました。
まだまだ残暑が厳しい、2日の夜。大ホールで行われる落語会に多くの方がパーシモンホールを訪れて下さいました。
みなさん公演前からどこかウキウキされています。本日の三人会は柳家の、柳亭市馬師匠、柳家喬太郎師匠、柳家三三師匠が出演されます。
さあ、一番太鼓がなって、公演の始まりです。
まずは、前座の柳家小かじさん。演目は「道灌(どうかん)」です。
小かじさんのお話しで、少し緊張していた会場の空気も、一気に落語モードに切り替わりました。
さあ次は、柳家三三師匠、演目は「お化け長屋」です。
身振り手振りや、その声色で長屋の登場人物を巧みに浮き上がらせる話法にグイグイ引き込まれます。その噺の面白さで会場は一気に三三師匠の笑いの世界へ!!このまま笑いすぎておなかの皮がよじれてしまわないか心配です。
次は、柳家喬太郎師匠。
ホールの最寄駅である都立大学駅の話から、副都心線の話など、ガラッと雰囲気が変わりました。会場のお客様の反応をみながら喬太郎師匠の話も一層盛り上がり、会場は大爆笑!そうして噺は演目の「夜の慣用句」。
喬太郎師匠の噺のリズム、個性に魅了されました。日頃の疲れも、この笑いで一気に飛んでしまったようです。
最後は、柳亭市馬師匠。
演目は「妾馬(めかうま)」
喬太郎師匠の現代の噺から、すーっと八五郎の世界に。
殿さまの前でも繰り広げられる、八五郎の言動にハラハラ、ドキドキ。笑いすぎて目から涙が...。
人情味のある噺に心もほんわり暖かくなります。市馬師匠の秀でた芸に圧倒されました。
こうして幕を閉じた今回の「柳の家の三人会」。さすが、柳家の精鋭お三方です!!個性の共演を存分に味わうことができました。お帰りになるお客様に笑顔がたくさん見受けられたのも、笑いの持つパワーを受け取られたからかもしれません。
残暑の疲れも忘れさせてくれる落語会になりました。
寄席とはちがったホールで聴く落語もお勧めです。
こちら、パーシモンホールでは、新春2014年1月7日三遊亭円楽師匠、春風亭昇太師匠、林家たい平師匠による「新春三人会」がございます。
ぜひ、こちらにも足をはこんでください。
「新春三人会」の詳しい情報はこちらをクリック↓
http://www.persimmon.or.jp/hosting-performance/3467.php
事業課