柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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2014年6月23日(月)
伝統文化「能」に親しむ 第1回目報告
日本の伝統芸能を紹介するシリーズ。
今年は伝統音楽である「能」について全2回でお伝えします。
この講演会は、公益財団法人北野生涯教育振興会主催で、日本の伝統文化を紹介するシリーズとして今年で6回目を迎えます。
講演会はまず、能の歴史と日本古典芸能「茶道、文楽、歌舞伎」に与えた影響の講義が行われました。
「能」は、室町時代、将軍足利義満の頃、「猿楽」が世阿弥によってより芸術性の高くなったものです。江戸初期に盛んになった「文楽」の中に能の演目が登場し、続いて「歌舞伎」にも「文楽」の中に入った「能」がとりあげられました。
次に、「能のバリエーションとその分類について」の講義では、今回の題材「船弁慶」の映像を交え、井上燎治氏の実演講義です。
とても分かりやすい解説。受講者の殆どがメモを取りながら真剣に聞き入っていました。
休憩後、受講者と「能の体験」です。
体験では、能の足運びと基本の型を学びました。
能の動きはとてもゆっくりですが、その中に細かな所作が含まれています。
1列ずつ、基本姿勢と足運びの実践をします。井上燎治氏はしきりに「肩を張らずに力を抜いて」とアドバイスし、スムーズにそして、より美しい所作が自然にできるよう指導しておられたのが印象的でした。
担当:事業課 磐本