柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2014年7月7日(月)
職場体験 東山中学校
目黒区立東山中学校の3名が、3日間の職場体験に挑みました。
その奮闘ぶりと、体験の様子をご報告いたします。
朝出勤したら、「タイムカード」で出勤時間を押す。勤めていれば当たり前のことでも、、学生にとっては新鮮な経験です。そこで、今回は事前に名前入りのタイムカードを用意。早速、出勤時間を打ちこみました。さあ、これから体験のスタートです!!まずは、名札着用後、職員から体験のスケジュールを説明しました。真剣に耳を傾けています。
三人の緊張している様子が伝わってきました。
その緊張した体をほぐすためにも、最初の体験は掃除から、大ホールの舞台にある椅子や譜面台を出して、ねじがゆるんでいるところなどないかを点検し、そのあと、一つ一つ拭き掃除をしてもらいました。
この椅子は、オーケストラの方々が演奏されるときなどに使うもの。数の多さにもビックリしたものの、もくもくと作業をこなしています。
落語の公演などにも使う上敷きも掃除しました。
この上敷きは6メートルの長さがあります。それを一気に広げることも体験!この作業、思いのほか力がいります。ベテランも実際に同じ作業を見せてくれましたが、その見事さに驚きです。
このように、道具の一つ一つが点検、清掃されて毎日の利用者の方々を迎えているんですね。
次は事務作業を体験。目黒区の区内施設や町会等の掲示板に掲示していただく、公演のポスターを送る作業です。
目黒区内の73か所に発送する作業ですから、少々面倒でもあります。午後の作業でしたので一日の疲れも出てくる時間帯でしたが、間違いがないよう、慎重に作業を進めてくれました。
2日目は、大ホールのクロークにあるハンガーのチェックと並べ替え作業から。
番号順にハンガーを並べ替えるのも根気のいる作業です。でもそこはさすが中学生。少ない指示でもテキパキ進めてくれました。これで次回の公演のクローク作業もスムーズに進むことでしょう。ありがとうございました。
さあ、現場にも慣れてきたので、次は実践を兼ねて、ホールの受付での作業等です。
受付内でのお客様に対する電話応対や接客をまじかに見てもらいました。写真は、明日の抽選会で配布する資料の作成をしているところです。事務所の中で実際に作業をしてもらいました。
最終日は、毎月第一水曜日に行われるパーシモンホールの抽選会での受付や、片づけなども体験してもらいました。抽選会に訪れたお客様へ笑顔の対応。さぞ緊張したことと思います。
最後の仕事としてこの職場体験を模造紙にまとめてもらいました。
1時間半の短い時間の間に、体験がギュッと詰まった楽しい体験記の出来上がりです。
下の写真は新聞づくりの様子です。素早く役割分担してどんどん仕上げていました。チームワークの良さにも感心しました。
この作業で、3日間に渡る職場体験は終了です。ここに記した以外にも舞台の照明や音響も体験したり、トラックの搬入の仕組みを見たり、小ホールの舞台転換を経験したりと内容の濃い3日間だったのではないでしょうか。私たちも体験された3名の生徒さんの新鮮な驚きや、緊張の様子、頑張ろうと一生懸命な姿に刺激を受けました。3日間ありがとうございました。
この出来上がった体験記 はホールのプラザ1階の掲示板に掲示しています。
ホールにいらした際には是非ご覧ください。
事業課