柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2015年8月25日(火)
めぐろバレエ祭りが終了しました
2015年8月20日(木)~23日(日)
めぐろパーシモンホール 大ホール・小ホール・諸室
主催:(公財)日本舞台芸術振興会
共催:(公財)目黒区芸術文化振興財団
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今年で3回目となる「めぐろバレエ祭り」。
8月20日(木)~23日(日)の4日間、数々の参加型イベントや公演にたくさんのお客様が来場されました。
会期中は、家族で楽しめるバレエ公演をはじめ、年齢や経験ごとに様々な人たちが参加できるイベントが開催されました。
その中から一部をご紹介します。
未経験の子どもたちのはじめての体験クラス。つま先を伸ばす、背筋をぴーんとする。
今、華やかな舞台で活躍するダンサーたちも、こういうところからスタートしたのでしょうね。
新書館のバレエ男子のための雑誌「ダンシン」の企画、バレエとヒップホップを体験できるダンスの異ジャンル交流プログラム。
参加者はバレエの経験者が多かったようで、ヒップホップのステップやリズムの取り方に最初は戸惑っている様子もみられましたが、ちょっとずつコツをつかんでくるとできることも増えていき、楽しそうな表情も多くなっていきました。
同じく新書館「クロワゼ」プレゼンツの、「ラ・バヤデール」の中の群舞を踊ってみようという、バレエ経験がある程度ある大人の女性のための企画も。
最後は東京バレエ団のダンサー二人と共演できるということもあり、参加者のみなさんは真剣に取り組んでいました。
バレエ用品のメーカーであるチャコットの企画では、トゥシューズを作っている職人の方がトゥシューズ製作を実演してくれます。
熟練の職人の技は、見ているこちらも真剣になります。
東京バレエ団のダンサーたちが普段行っているレッスンを見られる貴重な機会もありました。
真剣なまなざしが舞台上に注がれます。
こちらは今回初披露の公演、子どものためのバレエ「ドン・キホーテの夢」。
「ドン・キホーテ」を子どもや初心者にもわかりやすく、サンチョ・パンサのお話を交えて物語が進んでいきます。
突然会場に現れたこの馬もなかなか重要なキャラクターなのです。
すっかり人気演目となった、子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」。
終演後、会場も色とりどりの照明で照らされて客席が沸き立ちます。
公演の開演までの時間には、ホワイエで衣装をつけたダンサーと一緒に写真撮影ができるコーナーも設けられました。
今回のバレエ祭りでは、元モーリス・ベジャール・バレエ団の小林十市さんが、バレエのいろいろな動きを取り入れて振付けた「BON踊り」を小ホールで開催。
子どもから大人までたくさんの人が集まって、小さん師匠の名前入りの半纏姿でやぐらに乗った十市さん直々の指導でBON踊りを習得。
みんなで輪になってぐるぐるとまわりながらちょっと変わった盆踊りを楽しんでいました。
回を追うごとに充実していくめぐろバレエ祭り。
来年はどんなお祭りになるのでしょうか。
担当:小比類巻