柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2015年10月6日(火)
避難訓練コンサートを開催しました
秋の気配がめぐろ区民キャンパスにも訪れた9月29日(火)。めぐろパーシモンホール 大ホールにて避難訓練コンサートが開催されました。
もし、ホールでコンサート中に地震が発生したらどのようにすれば良いのでしょうか?
お客様の安全確保、迅速な避難など、大切な問題だからこそ、体験を通して確認し、考えていかなくてはなりません。
このコンサートでは、実際の演奏中に地震が発生したことを想定し、お客様と出演者、そしてホールスタッフ全員で避難訓練を行います。
今年で4回目となる本公演では、ヤマハ目黒吹奏楽団の皆さまにご出演いただきました。
1曲目「レイルロード ファンタジー」による演奏が始まりました。
2曲目は「銀河鉄道999」、3曲目は「テキーラ」です。お客様にもご参加いただき、掛け声の練習で会場は盛り上がってきました。
軽快なリズムに耳を傾けていると…
突然「ゴゴゴゴ…」という音が響き、照明が点灯し始めました。地震(想定)の発生です。
「客席のお客様はかがんで身を守ってください」
「背もたれよりも身を低くして荷物などで頭を守ってください」
というアナウンスに従って、お客様は身の安全を守ります。
数分後に職員から地震が発生したこと、この建物は耐震構造で安全であるため、落ち着いて行動するようアナウンスがありました。
今回の地震は東京湾北部を震源とする震度6弱を想定しています。
地震(想定)もおさまったため、屋外に避難開始です。ホールの係員が誘導します。
避難場所は区民キャンパス内の公演広場です。皆さま足元に気を付けながら集合場所へ向かいます。
楽団のメンバーも舞台裏の避難経路から集合場所へ向かいます。
小さいお子様も、出演者も、大ホールにいらした全ての皆様に避難いただきました。
消防署の方も避難誘導にご協力くださいました。
休憩をはさんで、目黒消防署長の永山様よりご講評をいただきました。
地震が起きたら落ち着いて行動することなど、私たちの身の安全を守る方法などをお話しいただきました。
避難訓練が終了し、皆さまお待ちかねのコンサートの開催です。
後半は「和田アキ子コレクション」や「Let it go」などディスニー映画の曲など、バラエティーに富んだコンサートとなりました。
終演後ホワイエでは、協賛くださったサクマ製菓株式会社様よりドロップと、目黒区防災課より非常食の乾パンをご提供いただき、お客様にお配りしました。
今回の避難訓練コンサートにご参加くださった皆さまからは、アンケートにて訓練に関する貴重なご意見を多数いただきました。
いただいた貴重なご意見と今回の体験を、今後の災害による緊急避難時の対策に生かしてまいります。
この度は避難訓練コンサートにご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
めぐろパーシモンホール 職員一同