柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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2016年9月9日(金)
大人の演劇ワークショップ『マイライフ・マイステージ』 裏エピソード!Vol.3 ~ダンサー藤井友美さんに聞く
大人の演劇ワークショップ
『マイライフ・マイステージ 裏エピソード!』 Vol.3
3回目の今回は、ワークショップ二日目の模様と、ワークショップの見学にいらっしゃった出演者のダンサー藤井友美さんのご紹介です。
藤井さんにはアーティストという視点から、市民の方々と一緒に舞台を創造する上で大切にしていることを伺ってみました。
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前回に引き続き、ワークショップは参加者のエピソードの掘り起しからスタートです。
「心に残ったエピソード」というお題で進みますが、内容は人それぞれ。
脈絡のない話でも、その人の心情やその時の風景を話の中から想像すると、新たな発見があったりします。
また、人の経験を聞いて、どことなく自分が体験したエピソードと重なる事があります。
このワークショップでは、人の話を聞いて、ふと思い出した事、忘れかけていたけれど心の深くにしっかりと残っている、そんなエピソードの掘り起しを大切にしています。
そして、エピソードを聞いて自分はどう思ったか、同じような体験をしたかなど意見を言い合います。
体験を人に話し、他者の言葉を受けることで、語った本人も気づかなかったような、そのエピソードの本筋や深みがうっすらと輪郭を現し始めます。
この様にワークショップでは舞台の要となる物語達が掘り起こされ、磨かれていきます。
舞台でどんな輝きをみせるのか、とても楽しみですね。
さて、冒頭でお伝えの通り、今回のワークショップにはダンサーの藤井友美さんがいらっしゃいました。
目黒区在住のダンサー藤井友美さんは、桜美林大学を卒業後、数々の作品に出演される中、自身でも作品創りに取り組んでいます。また、目黒区を拠点に、子供から大人まで幅広い年代に踊りの楽しさを教える講師としてもご活躍されています。
目黒で『マイライフ・マイステージ』が開催される以前からも、この市民参加型公演に関わっており、思い入れも深いと仰っていた藤井さん。
ワークショップ後半からの舞台稽古では、ダンサーの井上大辅さん、参加者の皆さんと共にパフォーマンスの創作をしていきますが、この公演を通して、アーティストとして大切にしていることや、感じていることを教えてくださいました。
この舞台では物語を進行するキーパーソンとして登場する藤井さん。
今回はどのように私達そして観客の皆さんを物語に導いてくれるのでしょうか。
最後にこれから始まる舞台稽古、そして本番にかける意気込みをお願いします。
「私の地元でもある"目黒"での2回目の開催は大変嬉しく、とても楽しみにしておりました。参加者の皆さんと共に、多くの方の心に刻まれるステージを創り上げていきたいです。舞台芸術は、瞬間の芸術です。ステージで発表することは、私たちにとっても、お客様にとっても、ゴールではなくスタートであると思っています。9/18(日)の2ステージ、ぜひ観にいらしてください。」
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藤井さん含め他のアーティストの皆さんは後半のワークショップから参加予定です。
アーティストの皆さんが入っての舞台稽古、こちらの内容も近々裏エピソードでお伝えしますので、乞うご期待です!
最終日9月18日(日)小ホールにて行われる大人の演劇ワークショップ参加者による公演のチケットは好評発売中です。皆様のお越しをお待ちしております。
公演情報はこちら⇒http://www.persimmon.or.jp/performance/hosting/20160721170428.html
事業課:井上