柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2016年9月29日(木)

大人の演劇ワークショップ『マイライフ・マイステージ 裏エピソード!』 Vol.7~最終回、本番公演の様子

大人の演劇ワークショップ
『マイライフ・マイステージ 裏エピソード!』Vol.7

9月2日からお届けしていた大人の演劇ワークショップの裏エピソードも最終回です。
7回目の今回は、9月18日に行われた舞台公演の様子とその裏側をお伝えしたします。

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3日間の集中稽古を終え、いよいよ今日が本番です。
午前中に各回のリハーサルを行い細かな動きの確認をしながら最後の調整に入ります。
構成・演出を担当する能祖さんも、真剣な表情です。

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開演10分前…
舞台裏では出演者全員で手をつなぎ、恒例の気合い入れです!
緊張の中でも垣間見える皆さんの笑顔がとても印象的。
互いに声を掛け合いながら、心を一つに舞台へ向かいます。

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<プログラム>
・グルダ:アリア
・ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク
・シューマン:トロイメライ
・えほんdeクラシック「もりのなか」
・わたしの「もりのなか」

前半はプロによるステージです。
曲に沿って書き上げた詩を能祖さんご本人が朗読した後、竹村浄子さんのピアノ演奏とダンサー二人の即興ダンスが始まります。
能祖さんの詩を受けてピアノ演奏とダンスが交じり合う、プロのアーティスト達によるコラボレーションを堪能していただきました。

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次は えほんdeクラシック「もりのなか」です。
このブログでも紹介させていただきましたが、マリー・ホール・エッツの絵本「もりのなか」が舞台のモチーフとなっています。まずはこの絵本の世界へと皆さんを導いていきます。心にスッと入ってくる能祖さんの朗読にのせ、絵本の内容に沿ったピアノ演奏で物語がドラマティックに進んでいきます。絵本の朗読に音楽がつくことで想像力が膨らみ、絵本の世界観をより堪能できるところも面白いですね。

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この絵本は、主人公の”ぼく”がもりのなかで様々な動物たちと出会い、一緒に散歩をしていきます。みんなでピクニックやかくれんぼをして遊びますが、最後はお父さんがぼくを迎えに来てお家に帰っていくというお話です。
個性的でユニークな動物たちと出会い一緒に歩んでゆく、その中にはかけがえのない特別な出会いも存在します。

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「マイライフ・マイステージ」の舞台は、この「もりのなか」の物語を人生のメタファーとしてとらえ、創造されました。ダンサーの藤井友美さんが演じる”ぼく”が、ワークショップ参加者の皆さんそれぞれが持つ「もりのなか(人生)」の世界を散歩し、参加者の皆さんが体験した心に残る大切なエピソードに出会っていくのです。

 

さあいよいよ後半ステージ・わたしの「もりのなか」、参加者の皆さんの登場です!一体’’ぼく’’はどんなエピソード達と出会い、どんな散歩をしていくのでしょうか。

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舞台で堂々とエピソードを語る皆さんはプロ顔負け、観客の皆さんもどんどん舞台に引き寄せられていきます。
仕事で体験した面白い話、
幼いころに食べた幻のラーメンの話、
人生を大きく変えた人との出会い、
大切な友人からの手紙 など語られる内容は様々です。

客席ではどっと笑い声があがったり、ときにはすすり泣く声が聞こえてきます。
観客の皆さんもエピソードに共感したり、自分の体験に重ねていたりと受け取り方は様々です。

 

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語りの後はエピソードにあった選曲でパフォーマンスがはじまります。
歌や、ダンス、ピアノの連弾などエピソードをぐっと引き立てるパフォーマンスで舞台が一つにまとまっていきます。

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最後は舞台の全員が各々の「もりのなか(人生)」に帰っていくところで幕を閉じます。
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大きな拍手をいただいてのカーテンコールは、出演者のにこやかな笑顔や清々しい表情で心がさらに熱くなりました。

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終演後のホワイエでは、多くのお客様から温かいお言葉をいただきました。
1回目を観て2回目の公演にもいらっしゃっていただいた方もいたそうです。
昨年のワークショップ参加者の方も応援に駆け付けてくださいました。
お客様よりいただいたアンケートには、
『一人一人のお話がとても興味深く、素晴らしかった。また見たいと思いました。』
『とてもよかった。終わった後に温かい気持ちになりました。』
『自分を表現している参加者をみて、うらやましかった。自分とは昔からの友人であったように感じた。』
等との声が寄せられました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

最後にみなさんで写真撮影、素敵な笑顔でハイ、チーズッ!
8日間という短いようで長い、濃厚な時間を共に過ごした大切な仲間達です。
ワークショップ・そして本番、本当にお疲れ様でした!

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このメンバーだからこそ生まれた舞台が、参加者の皆さんやご覧いただいたお客様の心に残る、そんな公演となれば嬉しいです。
このワークショップを担当し、私自身とても楽しい時間を参加者の皆さんと過ごさせていただきました!
芸術によって繋がる縁を大切に、これからもこの様な機会を皆様に体験していただけるよう私共も頑張っていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、当日足をお運びいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

事業課 井上