柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2017年10月15日(日)
【子どものためのダンスワークショップ2017】遅ればせながら。
2017年7月28日、「子どものためのダンスワークショップ2017」の発表会が行われました。
遅ればせながら、弾けるような参加者の笑顔、皆で作り上げた作品についてお伝えいたします。
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日時:2017年7月28日(金)12:00~12:40
場所:めぐろパーシモンホール 小ホール
出演:公募による小学4年生~中学3年生までの29名
振付・演出:近藤良平(コンドルズ主宰、振付家、ダンサー)、スズキ拓朗(チャイロイプリン主宰、振付家、演出家、ダンサー)
アシスタント:奥泉文子
【上演作品】
「夏のおろか者」
<プログラムに掲載した講師の言葉>
みなさん今日はありがとうございます。
ダンスは、ただ踊るだけでなく、色んなことが合わさって、
不思議にできあがっています。
今回は4日間という出会いで、わさわさしながら
笑いながら、とりくみました。みんなすごいです。
勢いがあります。だから今日も何が起こるか読めません。
今回の愉快な仲間たちを、「おろか者」としてみました。
きっと今年の夏の「良き時間」となるでしょう。
楽しんでいきましょう。
近藤 良平
ご来場ありがとうございます。こんな素敵にも意味不明なタイトルでありますが、
子ども達は真っ直ぐに遊んでおります。人間おろかなことは多々ありますが、夏、
一番おろかなことは遊ばないことだと僕は思うわけでして、そういう意味では最高に
今回の子ども達は遊びに遊んでくれました。遊び心に関しては大先輩だと尊敬する
ばかりの4日間でした。そんな才能を持つ子ども達を目の当たりにすると羨ましい
感覚に襲われがちですが、安心してください。今日というこの日にこの時間を味わおう
としている大人の皆様は、少しだけ子ども心に帰ることができるのであります。
遊び心という道は皆が通ってきた大事な寄り道です。
今日はそれを少しだけ思い出していただければ幸いです。
スズキ拓朗
主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
協賛:株式会社 アペックス
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今回の発表会では、7月25日から27日までの3日間のワークショップの成果を発表しました。
ワークショップではまず出欠をとり、体ならしをしながら初めて会う仲間とコミュニケーションを深めていきました。
初めは緊張気味にまごまごしていたのに、近藤さんのユーモアある魔法のような言葉であっという間に仲良くなり、笑顔が溢れていきました。
得意なことを一人ずつ発表し、発表会の中で披露することになりました。
真剣な顔も見せます。
振付が始まり、少しずつ作品に仕上がっていきます。・・・。何だか変なポーズ!でも、皆とてもいい笑顔です。
いよいよ発表会。これまでの頑張りがちゃんと伝わりますように!
発表会は大成功!演者もお客さんも心から楽しめた公演となりました。
技術的なことを言えば、それは未熟であると思います。けれども、体を動かすことの楽しさを知り、仲間と助け合い、心からの笑顔で1つの作品を作り上げたとしたら、それはもう立派なダンスなのだと思います。
ここに集い参加してくださった皆さんに感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます!
そして、この夏のひと時が何か心に残ってくれたとしたら・・・そんな嬉しいことはありません。
事業課 濱