柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2022年9月23日(金・祝)
めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~「0歳からのコンサート ドレミパーカッション」
広報ボランティアレポート
めぐろパーシモンホールでは、ホールの活動をより多くの方々に知ってもらうための広報にご協力いただく「広報ボランティア」制度を導入しています。
今回、9/3~4に開催された「めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~」についてのレポートを広報ボランティアの方々に書いていただきました!
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日付:2022年9月3日(土)
会場:めぐろパーシモンホール 大ホールホワイエ
出演:Maicology(宮本まいこ、宮野下シリュウ、中丸達也)
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:芸術文化振興基金助成事業
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
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めぐろパーシモンホール開館20周年記念イベント~音楽のタネ、めぶくとき~の先陣を切って「0歳からのコンサート ドレミパーカッション」が行われました。
出演は打楽器トリオ<Maicology>の皆さん。
大ホールホワイエで、各回50名まで、入場無料の催しです。事前申込が必要でしたが、かなり早い時期に予定枚数終了となっていたようです。
大ホールホワイエはたっぷりした空間で、窓外の緑が目に優しい場所。当日は曇り空ながら明るさのある場所での演奏でした。
1回目 10:30~ 若干空席あり
2回目 11:30~ 満席
微妙に演出を変えながら、どちらの回も楽しさ一杯の演奏でした。
1回目の入場は 打楽器の中丸達也さんが一人で登場、打ち出す打楽器の音に合わせて他の2人が登場。
曲目はディズニーの<ミッキーマウス・マーチ>。
続いて奏者紹介と楽器紹介が行われました。
まずは宮本まいこさんのスティールパンという楽器ですが、元がドラム缶から出来た不思議な楽器で、トリニダード・トバゴで発明された音階のある打楽器。
「すり鉢状に成形されたドラム缶の底面に音盤が配置されており、この音盤を先端にゴムを巻いたバチ(マレット)で叩くことにより音盤及び胴体部を振動させて音が発生する。」(Wikipediaより)
なじみのない楽器のため、実際にドレミを順番に奏したり(隣り合っている訳ではない)、演奏中にドラム缶の中が見えるようにしたり、工夫がされていました。
曲目は1曲目と同じくディズニーの「リトルマーメイド」中の<アンダー・ザ・シー>。
メロディーがくっきりと奏されてドラム缶から奏されているとは思えない明るくはっきりした素敵な音色でした。
続く楽器紹介はマリンバ、奏者は宮野下シリュウさん。
曲目はルロイ・アンダーソンの<タイプライター>で、宮本さんと宮野下さん二人でマリンバを演奏。
二人とも頭にベル付きのヘルメットをかぶっての演奏で、どうするのかと思って見ていたら、タイプライターの合間にお互いのヘルメットのベルを叩いて「チン」と合いの手を入れていましたが、きちんと鳴らすのがなかなか難しそうでした。
とても早いパッセージを楽々演奏するマリンバの深い音色が印象的でした。
その後、打楽器の紹介です。奏者は中丸達也さん。
シンバル、小太鼓、ウィンド・チャイム、木の実、動物の爪など、色々な楽器の紹介の後、最後に中丸さんの座っていた箱が持ち出されてきて、カホン(木の箱)というペルー発祥の打楽器だと紹介されました。
中が空洞になっている木の箱で、後ろの面に穴が空いており、中の空洞に弦を仕込んで叩いたときに深い音が出るようになっています。
3人の奏者の楽器が紹介された後、みんなの体にも楽器があるよ、ということで、<幸せなら手をたたこう>の歌に合わせて手、おなか、足と体を使いました。「足鳴らそう」の時には椅子から降りて足踏みしている子どももいました。
第5曲目は<おもちゃのチャチャチャ>で、曲に合わせて皆が手をたたき、テンポがどんどん速くなるのにしっかりついて行っていました。
最後の曲はジブリの<となりのトトロ>より2曲メドレー。
そしてアンコールにNHKの「おかあさんといっしょ」から<ぼよよん行進曲>。
「ぼよよよ~ん」の箇所で、お父さん、お母さんに、お子さんを抱き上げて「高い高い」をしてあげて下さい、という呼びかけがあり、抱き上げて貰っている子どもたちもいました。
大きな子どもは自分で演奏に合わせてジャンプしていました。
あっという間の30分間でしたが、子どもたちは勿論、大人も十分に楽しめた時間でした。
客席の前や後ろで飛び跳ねている子どもも見かけましたが、大多数の子どもたちはお行儀良く椅子、あるいは大人の膝の上に座って、演奏を聴いていました。もうちょっとはじけても良かったかも、というのが一緒に楽しんだばばの感想です。
文:広報ボランティア 赤羽恵子
写真:広報ボランティア 津端志摩、(株)エクス