柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2023年5月9日(火)
「第12回めぐろパーシモンホール避難訓練コンサート」に参加して①
広報ボランティアレポート
めぐろパーシモンホールでは、ホールの活動をより多くの方々に知ってもらうための広報にご協力いただく「広報ボランティア」制度を導入しています。
「第12回めぐろパーシモンホール避難訓練コンサート」の様子を、広報ボランティアの方にレポートしていただきましたので、2回に分けてお届けします。
お天気にも恵まれた4月23日(日)、大ホールで避難訓練コンサートが開催されました。このコンサートは、公演中に大地震が発生したと想定し、観客も参加して避難訓練を行うというものです。
ホワイエには消防隊や警察署がブースを出しており、打合せをする消防隊員の姿も見られます。
どんな避難訓練になるのかとワクワクしながら会場に入ると、子ども連れの方がとても多く、ちょっと普通のコンサートとは違う雰囲気です。高齢者の参加率もとても多いと感じました。
開始時間になり、司会の方から、このコンサートの主旨や内容についての説明と避難する際の注意点などが伝えられた後、いよいよコンサートが始まりました。
出演は、東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル、指揮は外囿祥一郎です。
このアンサンブルは、東京音楽大学の「吹奏楽」授業科目の器楽専攻(管打楽器)履修者によって構成される、現役の音大生約70名がメンバーの若々しいアンサンブルです。
1曲目は建部知弘作曲「離陸」という意味のマーチ《テイク・オフ》です。吹奏楽コンクールの課題曲だったこの曲。若い人たちのアンサンブルの第1曲目にふさわしいフレッシュな感じの曲です。
いつ非常ベルが鳴るのかと思いながら聴いていましたが、ベルが鳴ることもなく、さわやかなうちに1曲目は終了。司会の学生さんの説明も軽やかでわかりやすく素敵です。
そして2曲目はJ.バーンズの《アルヴァマー序曲》。ここでもいつベルが鳴るか??!!と思いつつも、演奏に聴きほれているうちに無事終了。
「よかった、、、」と思ったとたんに、けたたましく鳴り響くサイレンの音。会場を一転して地震がおそいました。
ゴロゴロ、ピカピカという臨場感あふれる音響や照明。そして停電も。「シャンデリアが揺れて危険です!!」「背もたれより頭を低くして荷物で頭を守ってください」のアナウンス。
出演者も舞台から外へ。会場出入口や通路には係員が配置され、手には「落ち着いてください」のプラカード。
担当者が舞台に上がり、避難にあたっての注意を伝え、震度や現在の情況確認などをしたあと、いよいよ避難開始です。
それぞれ指示された避難経路を通って避難場所の芝生広場まで避難します。総勢600人が途中の段差や階段でつまずくなどの混乱もなく、全員無事に芝生広場まで避難し、ここで避難訓練は終了です。
⇒②へ続く
(広報ボランティア 中澤)