柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2023年8月2日(水)

子どものためのワークショップ2023 ダンスワークショップ発表会『地球人の休暇』

広報ボランティアレポート
めぐろパーシモンホールでは、ホールの活動をより多くの方々に知ってもらうための広報にご協力いただく「広報ボランティア」制度を導入しています。
今回は「子どものためのワークショップ2023 ダンスワークショップ発表会」の様子を、広報ボランティアの方にレポートしていただきました。

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日時:2023年7月27日(木)12:30開演
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
上演作品:地球人の休暇
演出・振付:近藤良平、ジントク(コンドルズ)

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
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近藤良平(コンドルズ)さんと聞いてすぐに浮かんでくるのは”笑い“ですね。ダンスとコント、いやダンスがコント、コントもダンスのような舞台は、とにかく楽しさに満ち溢れていて、見終わった後は活力が自分の中にフツフツと湧き出すような感じでした。20数年前でしょうか、出演していたEテレの番組も子供たちに大変な人気だったので、今のママ・パパ世代にはご覧になっていた人も多いでしょう。
ということで、彼が主催するワークショップの発表会に期待が膨らみます。

ふらふらとステージに現れた近藤さん。独特の雰囲気ですね、周囲が急にのんびりしてくるような。「月、火、水、と練習して4日目の今日に発表だから、見てもらえるようなものができるはずはないし、なにも求めないでください。ゆるーくお願いしまーす」といきなり、肩透かしをくらわされました。

上演作品は『地球人の休暇』、出演は小学4年生から中学3年生まで計17名。彼らが登場して始まってみると、これまた事前の想像を見事に裏切られました。(といっても私の勝手な想像ですが)

構成は基本的に3つのパーツから成り立っていて、決められた振付を全員であるいはグループで踊るパターン、二人一組となり、与えられた文字を頭文字にして自分たちで言葉を考え踊りで表現する(例えば、“み”が与えられるとミルクとかミミズとか)、各人が得意なものを見せるパターン。これらのパターンが適当に(のように見える、近藤さんだから)組み合わされているだけのステージです。

ワークショップというと何か一つのものを参加者全員で作り出していくものと思い込んでいたのですが全く違う。ストーリーもないし、方向性もない。もっと単純に、出演者が自分たちの想像力を思いっきり広げ、自由に表現することを楽しむってことなんですね。じゃあ、見る側は何に注目すればいいかというと、ダンサーの個性でしょうか。今流に言えばダイバーシティ(多様性)と言えるかも。同じ振り付けで踊ってもなぜか差が出てくるのは不思議だし、それがだんだん見えてくるのが面白い。何をやっても常に野球のポーズをする野球大好き少年がいて、私は一番受けました。

当たり前ですが、ワークショップは出演者が一番楽しそうですよね。かなりうらやましい。大人も参加できるプログラム来年は待ってます。

最後に余計な一言を。いろんな事情があるんでしょうが、この時期に12時半の開演は観客には厳しいものがありました。

めぐろパーシモンホール広報ボランティア kacchan

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