柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2015年5月26日(火)

【アウトリーチプログラム】目黒区立中目黒小学校

目黒区立中目黒小学校 6年生 97人
日時:  2015年5月26日(火) 13:50~14:50
出演: アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン)
【プログラム】
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジー
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 Op.27-2
ペンデレツキ:カデンツァ
《 質問コーナー 》
みんなで一緒に 「翼をください」
主催: (公財)目黒区芸術文化振興財団
共催: NPO法人 子どもに音楽を
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中目黒小学校の6年生の子どものたちが今回聴くのは、1丁のヴァイオリンが表現する音楽です。150526-1150526-2演奏家はロシアに生まれ、現在フランスを拠点に活動しているヴァイオリニストのアレクサンドラ・スムさん。
サントリーホールでコンチェルトの演奏を終え、帰国の前に日本の子どもたちにも音楽を届けたいと中目黒小に来てくださいました。
今回の演奏曲は、どれも子どもたちにはなじみのない曲ばかり。
確かに、ヴァイオリンを習っている人以外で「無伴奏ヴァイオリン曲は相当聴きこんでいるよ!」という小学生は少ないと思います。
なので、スムさんは、これから弾く曲についてのバックグラウンドや、自分が弾くときに抱いているイメージを話したり、こういうテーマが隠れているから探してみて。と、作品に触れる際のヒントをくれます。そして1曲ごとに子どもたちに向かって、こういう曲は好き?嫌い?どんな印象だった?などと語りかけます。(マネージャーさんが通訳してくれました)150526-8
パガニーニの作品を引用しながらヴァイオリンのいろいろな奏法も聴かせてもらいました。
超絶技巧に子どもたちも感嘆。
150526-5子どもたちからのたくさんの質問にもどんどん答えていくスムさん。
スムさんが演奏するときに心がけているのは、感情を表現してイメージをお客さんたちと分かち合えるような演奏をすること。
スムさんが弾いているヴァイオリンは1785年につくられたもので、これまでに何人ものヴァイオリニストが大切に弾いてきた楽器。
スポーツ選手と同じで、演奏家としてずっと努力し続けていかなければならないと思っている。
等々、いろいろなお話を聞かせてくれました。
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子どもたちの合唱といっしょに「翼をください」を演奏してプログラムは終了。
最後、打ち解けた様子の子どもたちと楽しそうに記念撮影していました。150526-9
担当:小比類巻