柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2015年10月21日(水)

【アウトリーチプログラム】目黒区立菅刈小学校

日時:  2015年10月20日(火) 13:40~14:40
出演: 三浦文彰(ヴァイオリン)、小森谷裕子(ピアノ)
主催:(公財)目黒区芸術文化振興財団
共催: NPO法人 子どもに音楽を
後援: 目黒区教育委員会
【プログラム】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第25番
第1楽章 アレグロ・コン・スピーリト
第2楽章 アレグロ
《 楽器の話など 》
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
チャイコフスキー : 懐かしい土地の思い出より「メロディー」
《 質問コーナー 》
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
みんなで一緒に 「菅刈フォーエバー」
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今回のプログラムは、ヴァイオリンとピアノのデュオです。
ヴァイオリンは、2009年に難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて史上最年少の16歳で優勝するなど、若手演奏家の中でも特に注目と期待が集まる三浦文彰さん。現在はウィーンで研鑽を積みながら、ヨーロッパや日本各地で演奏活動を行っています。
ピアノの小森谷さんは、三浦さんを小さい頃から知っていらっしゃるとのことで、お二人の演奏の息もぴったりです。
会場でのリハーサル風景。
リハーサル
子どもたちが教室に入ってきて、開演です。
プログラム1曲目は、モーツァルト作曲のヴァイオリン・ソナタ 第25番です。
ヴァイオリン・ソナタ①演奏の後は、三浦さんから楽器についてのお話を聞きました。
「このヴァイオリンは何歳くらいだと思いますか?」「70歳!」「もっともっと古い」「110歳!」「もっともっと」「1000歳!」「そこまでは古くないなあ。だいたい300歳くらいです」「えー!」と、子どもたちと楽しくやりとりしています。
ちなみに、三浦さんが使用しているヴァイオリンは1748年に作られたものだそうです。
楽器の話ヴィエニャフスキの「華麗なるポロネーズ」、チャイコフスキーの「ワルツ・スケルツォ」、同じくチャイコフスキーの「メロディー」は、それぞれ印象の異なる曲で、ヴァイオリンの様々な奏法や表現があることがわかります。
華麗なるポロネーズ再び質問コーナー。
「ヴァイオリンを始めたきっかけは何ですか」「両親がヴァイオリニストで、3歳の時からおもちゃのような感覚でヴァイオリンに触れていました。」
ほかにも「練習時間は1日どのくらいですか」「ヴァイオリンをやっていて良かったことは何ですか」など、質問はつきません。
質問コーナー① 質問コーナー②
超絶技巧満載のツィゴイネルワイゼンでは三浦さん、小森谷さんの迫力の演奏に圧倒されて、すごいね、と顔を見合わせる子どもたちもいました。
最後はお二人の演奏と一緒に、菅刈小学校のオリジナル曲を合唱。 これまでの演奏に触発されたのか、子どもたちも大きな声で歌っていました。
全員で合唱 事業課