柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2016年11月23日(水)

【アウトリーチプログラム】目黒区立八雲小学校

目黒区立八雲小学校 5、6年生 95人
日時: 2016年11月22日(火)13:40~14:40
出演: カメラータ・ザルツブルクメンバー
クルト・ケルナー(トランペット)、マルティン・ミューリンガー(トランペット)、杉下りずむ(ピアノ)
【プログラム】
ハインリヒ・ビーバー:「祭壇または宮廷用ソナタ集」より ナチュラル・トランペットのための二重奏曲
オスカー・ベーメ:トランペット協奏曲ヘ短調より 第1楽章 アレグロ・モデラート
ゲオルク・フィリップ・テレマン:トランペットと通奏低音のためのソナタより アレグロ ― グラーヴェ ― アレグロ
アレン・ヴィズッティ:ソロ・トランペットのためのソナタ「カスケード」
ペトロニオ・フランチェスキーニ:2本のトランペットのための協奏曲 グラーヴェ ― アレグロ ― ラルゴ ―アレグロ
オーストリア民謡
主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
共催: NPO法人子どもに音楽を
助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
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目黒区立八雲小学校の音楽室でのコンサートです。
出演は、来日中のオーケストラ「カメラータ・ザルツブルク」のトランペット奏者のクルト・ケルナーさんとマルティン・ミューリンガーさん。オーケストラではティンパニを演奏している杉下りずむさんは、今日はピアニスト+司会進行+通訳としてのご出演です。
燕尾服に学校の緑色のスリッパといういでたちで登場したクルトさんとマルティンさん。
靴でもよいですよ。とお話したところ、この緑色のスリッパが気に入ったのでこれで出るよ!ということで、このスタイルとなりました。
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お二人が持っているなにやら見慣れないトランペットは、バロック時代に演奏されていたトランペットに近い形のものなのだそうです。
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この楽器は、唇の調整+穴を指でふさぐことで音の高低を出すので、ピストンやロータリー式のトランペットよりも難しいそうです。
子どもたちのなかには、金管バンドでトランペットを演奏している人も何人かいるとのことでしたが、初めて見る形と音色に興味津々の様子。
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学校のトランペットはバルブ式ですが、クルトさんの楽器はロータリー式。マルティンさんはピッコロトランペットも紹介してくれました。
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現代の作曲家の「カスケード」という作品を演奏する前に、「こんなイメージだよ」と実際にカスケード(ジャグリング)を披露してくれたクルトさん。
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子どもたちもバロックトランペットを体験させてもらいました。
指で穴をふさぐのもなかなか大変です。
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トランペット経験者の力強い音にはグッドサインが出ました。
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バロック時代から現代の作品、そしてオーストリア民謡まで、トランペットとピアノが奏でるさまざまな音楽を楽しんだ1時間でした。
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担当:小比類巻