柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2016年12月10日(土)
【アウトリーチプログラム】目黒区立ひがしやま幼稚園
目黒区立ひがしやま幼稚園
日時: 2016年12月6日(火) 13:20~13:50
出演: 平中麻貴(ソプラノ)、大山大輔(バリトン)、古川かりん(ピアノ)
【プログラム】
<童謡メドレー>
シャボン玉~どんぐりころころ~大きな栗の木の下で~ぞうさん
<オペラの世界>
オペラ『ロミオとジュリエット』より 私は夢に生きたい <グノー 作曲>
オペラ『カルメン』より 闘牛士の歌 <ビゼー 作曲>
<クリスマスソング>
きよしこの夜
赤鼻のトナカイ
<最後は元気よく>
映画『となりのトトロ』より 散歩 <久石譲 作曲>
全員合唱 ひがしやま幼稚園園歌「みどりの風」
主催:公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団
助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
協力:NPO法人 日本声楽家協会
******************
めぐろパーシモンホールアウトリーチプログラム初の幼稚園で実施しました。
玄関を入るとまずクリスマスツリーのお出迎えです。
コンサート会場となる遊戯室に入ると、園児たちの絵が飾ってありました。心が和みます!
園長先生からコンサートについて園児のみなさんにお話ししてくださいました。
皆少し緊張気味です。
平中さん、大山さん、古川さんがいよいよ登場です!どんな歌が聞けるのかドキドキワクワクです。
初めは皆がよく知っている童謡メドレーを歌いました。平中さんが「知っている歌があったらぜひ歌ってくださいね」と声掛けしてくださいました。
「シャボン玉」を平中さんが歌い始めると、園児の皆さんも元気よく歌い始めます。
「大きな栗の木の下で」では、手の動きを一緒につけて大きな声で歌いました。
続いては<オペラの世界>。2曲歌いました。
園児たちにとってオペラの曲を聴くのは初体験です。ソプラノの高い声とバリトンの伸びやかな声と演技に驚いて「キャー。何これ。面白い」と大騒ぎ。とても楽しそうです。
12月に入りクリスマスも近いと言うことでクリスマスにちなんだ曲「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」を歌いました。
最後はひがしやま幼稚園の園歌「みどりの風」を一緒に歌いました。
園歌を歌い終わると、園児たちから「アンコール!あのフランスの曲歌って。牛のやつ。」とたくさんの声が上がり、急きょ大山さんがアンコールに応えてくださいました。
幼稚園でのアウトリーチはとても自由な時間でした。
一緒に大きな声で歌い、楽しければ「楽しい」と表現し、面白ければ「面白い」と大騒ぎになる。歌や音楽を心から楽しんでいる様子がこちらにも伝わってきました。そして、担当者にも意外な発見がありました。「オペラは園児には難しいのではないか。楽しめないのではないか。」と思っていましたが、最も盛り上がり楽しんでくれた曲がオペラの2曲だったのです。これまで触れたことのない音楽、初めて経験した時の衝撃はとても大きなものです。
今回のアウトリーチの経験が何かしら園児たちの心に残ってくれれば幸いです。
事業課 濱