柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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アウトリーチプログラムなどについての
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2017年1月24日(火)

【アウトリーチプログラム】目黒区立鷹番小学校

目黒区立 鷹番小学校 6年生 72人
日時: 2017年1月23日(月)13:35~14:35
出演: 松山冴花(ヴァイオリン)、津田裕也(ピアノ)
主催:(公財)目黒区芸術文化振興財団
共催: NPO法人子どもに音楽を
助成:平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
【プログラム】
ドヴォルザーク:ユモレスク
プロコフィエフ:組曲「シンデレラ」より ワルツ
《ヴァイオリンソロ》
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調より 第3楽章 ラールゴ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調より 第4楽章 アレグロ
《ピアノソロ》
メンデルスゾーン:無言歌曲集より 「ヴェネツィアの舟歌」「紡ぎ歌」
チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出 より 瞑想曲
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント 第1楽章、第2楽章
サラサーテ:序奏とタランテラ
《子どもたちの合唱と一緒に》
翼をください
《アンコール》
マスネ:タイスの瞑想曲
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本日のアウトリーチプログラムは、鷹番小学校の6年生が集まった音楽室にて、ヴァイオリンの松山冴花さんとピアノの津田裕也さんのコンサートです。
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1曲目のユモレスクは給食のときに放送で流れる曲とのことで、「給食のときの…!」というささやきが。
20170123-22曲目の演奏の前に、松山さんが聴きどころを教えてくれます。
この曲は、お城の舞踏会に来ることができたシンデレラが王子様とワルツを踊っているシーンの音楽。
いじわるなお姉さんが割り込んでくる場面があるのでイメージしながら聴いてください、とはじまります。
確かに、激しく邪魔しているような場面がありました。
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楽器のお話。
松山さんの楽器は、1827年にフランスで作られたものだそうです。
ヴァイオリンは300年以上前から形が変わらずに受け継がれている一方で、ピアノは色々な変遷をたどって現在の形になったのはだいたい150年ぐらい前のこと。といったことを教えてもらいました。
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ヴァイオリンとピアノ、それぞれの独奏曲も演奏されました。
松山さんは、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタから。
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津田さんの演奏曲は、ドイツの作曲家・メンデルスゾーンの無言歌集から2曲。本当に糸紡ぎ車が回っているように軽快でスピード感のある「紡ぎ歌」では、素早く動く指に子どもたちの目がくぎ付けです。
さらに、サラサーテの序奏とタランテラでは松山さんの超絶技巧に圧倒された様子の子どもたち。
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質問コーナーでは、息がぴったりの松山さんと津田さんに、どのぐらい共演しているのかという質問がありました。
10年ぐらい前から、年に1回ほど共演し続けているそうです。
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子どもたちと演奏家が共演した「翼をください」では、子どもたちの素直な歌声と松山さんと津田さんの音色がやさしく響いていました。
 
担当:小比類巻