柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2019年1月11日(金)
【アウトリーチプログラム】上目黒小学校
目黒区立上目黒小学校 5,6年生 54名
日時:2019年1月11日(金)13:20~14:20
出演:ソプラノ 柏原奈穂 / バリトン 小林大祐 / ピアノ 大野真由子
【プログラム】
モーツァルト:歌劇「魔笛」より 魔法の鈴
カプア:オーソレミオ
モーツァルト:アレルヤ
リスト:愛の夢
山田耕筰:赤とんぼ
林望作詞/伊藤康英作曲:あんこまパン(カット版)
リチャード・ロジャース:ミュージカル「サウンドオブミュージック」より 私のお気に入り
モーツァルト:歌劇「魔笛」より パパパの二重唱
~質疑応答~
全員合唱「旅立ちの日に」
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
後援:目黒区教育委員会
協力:NPO法人 日本声楽家協会
*****************
今日は上目黒小学校に声楽アウトリーチプログラムで伺いました。
6年生は昨年に引き続きの声楽プログラムを心待ちにしてくれていたようです。5年生は初めての体験に少し緊張気味な様子。
歌が始まると、ソプラノの柏原さんもバリトンの小林さんも生徒さんのすぐ近くまで来てくれました。
間近で聴くダイナミックな歌声に圧倒されます。
大野さんのピアノソロは「愛の夢」です。
生徒さんから「優しい感じだったり激しい感じだったり、綺麗な音色に感動しました」と感想を頂きました。
どれくらい練習しますか?の質問に大野さんは「ご飯と寝る時以外はピアノに触れていた時もあった」と答えてくれました。
生徒さんはびっくりした様子でしたが、息抜きも大事ですよ、と笑顔で付け加えられていました。
不思議な名前の「あんこまパン」は昨年披露いただき大人気。
今回も是非ということでプログラムに入れていただきました。
楽しい歌詞に、今年も歌が進むにつれて生徒さんはクスクスと笑いが抑えられない様子。
小林さんの感情豊かな歌声に笑顔が広がりました。
質問コーナーでは次々と手が挙がりました。
緊張した時はどうしますか?の質問には、プロになっても緊張しますと笑いながら「おまじないを作って毎回やっている」「緊張をポジティブに楽しむ」など各々お答えいただきました。
小林さんは小・中学校ではサッカーをしていらっしゃったよう。
中学生時代に本格的に歌に興味をお持ちになった、とのお話に生徒さんは驚いた様子でした。
最後は卒業式で歌う「旅立ちの日に」を合唱しました。
出演者の皆さんから、声は口からではなく耳と耳の間から出すように、リラックスして、とアドバイスを頂きました。
後日学校から頂いたお礼の手紙には「オペラ歌手になりたいという気持ちが高まりました」という嬉しい言葉も。
声楽の迫力と楽しさを感じる時間になりました。
担当:鶴岡