柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2019年7月10日(水)
【アウトリーチプログラム】目黒区立向原小学校
目黒区立向原小学校 5、6年生 76名
日時:2019年7月2日(火)13:30~14:30
出演:ヴァイオリン 郷古廉 / ピアノ 加藤洋之
【プログラム】
クライスラー:
愛の喜び/愛の悲しみ/美しきロスマリン
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
第1楽章/第2楽章/第3楽章/第4楽章
子どもたちと一緒に: ふるさと
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
共催:NPO法人 子どもに音楽を
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向原小学校の5、6年生が集まった音楽室に、ヴァイオリニストの郷古廉さんとピアニストの加藤洋之さんが登場。
クライスラーの作品3曲から演奏会がはじまります。
楽器についてのお話。
そして、次に演奏するフランクのヴァイオリン・ソナタについて、郷古さんが説明してくれます。
この作品はフランクが友人のヴァイオリニスト、イザイの結婚のお祝いとして送った曲です。
こういった作曲の背景や曲全体、各楽章がどのような内容になっているのかなど、わかりやすく話してくれました。
このお話のおかげでいろいろとイメージしながら聴くことができたようで、子どもたちの感想をみると、ここはこういう場面だな、こういう感情なのかな、などと想像しながら聴いていたようです。
全4楽章、(間に一息入れましたが)最後まで集中が途切れる様子もなく演奏に聞き入る子どもたち。
じっと演奏を聴いていた緊張をほどき、最後は皆で「ふるさと」を歌って終演となりました。
子どもたちの感想から。
・一番心に残ったのはフランクのヴァイオリン・ソナタです。1つの曲中でこんなに印象がちがうのかとおどろきました。
・クライスラーの曲では、明るく美しく表現されていて、きいていてとても快かったです。
・(フランクの)第1楽章の最初のやさしい感じのところはときめきました。
・(フランクの)第2楽章は迫力があって張りつめるぐらいのきんちょうかんがありました。
・郷古さんと加藤さんがおたがいに「自分のやりたいことを伝えて、相手のやりたいことをわかってあげる」ことをしていて、息がそろっていました。
担当:小比類巻