柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2020年11月13日(金)
【アウトリーチプログラム】目黒区立菅刈小学校
目黒区立 菅刈小学校 5, 6年生 80名
日時:2020年11月12日(木) ①11:30~12:00 ②13:15~13:45 ③14:00~14:30
出演:南紫音(ヴァイオリン)、山中惇史(ピアノ)
【プログラム】
クライスラー:愛の喜び
リスト:リゴレット・パラフレーズ(ピアノ独奏)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲より 第3楽章
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
共催:NPO法人子どもに音楽を
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
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今年のアウトリーチプログラムは、学校側と実施会場や実施方法について綿密な協議を重ね、感染症対策を講じながら実施しています。
今回の菅刈小学校の担当の先生からは、子どもたちにはやはり間近な距離で音楽を聴いてもらいたいというご希望があり、ヴァイオリンの南紫音さんとピアノの山中惇史さんに、小人数を対象に少し短めのプログラムを3回(!)、実施していただけることになりました。
ヴァイオリンやピアノについても詳しくお話してくださる南さんと山中さん。
山中さんからピアノのペダルの役割を教えてもらって興味津々の子どもたち。
演奏中の迫力とはうってかわって、お話の時の和やかな雰囲気に子どもたちもリラックスして楽しんでいる様子。質問も勢いよく飛び出しました。
子どもたちからの感想
・ピアノもヴァイオリンもどちらもものすごく迫力があってびっくりしました。始まったしゅんかんから鳥肌がブワァと立つほどすごかったです。私も何か楽器を一つひくことができればいいなと思いました。こんど楽器にちょうせんしてみたいです。あと、これをきっかけに楽器のコンサートにいってみたいなと思いました。
・今年はコロナウイルスがある中、1組ずつおこなわれると聞いた時すごくうれしかったです。質問タイムでピアノのペダルのことを教えてもらって、いつも先生がひいているピアノにそんなことができるのかとびっくりしました。
・お二人はおさないころから血のにじむような努力をしてがんばってきたと感じました。ヴァイオリンはせんさいな指づかいをして、1ミリたりともはずしてはいけないというのが分かりました。そしてピアノは何回も何回も練習してあのすさまじい速さのリストの曲をひけるようになったのだと分かりました。本日のために時間をけずって練習していただき本当にありがとうございました。
・弦のゆれが音になって、その音が身体にひびいてきて、とても感動しました。音は力強く、しかしゆうがだったり悲しい音だったりして、その曲を作った人の込めた感情がとてもよく伝わってきて、大迫力でした。リゴレット・パラフレーズは高音の超連打がすごかったです。
・音楽だけに集中してきいていました。「ヴァイオリン協奏曲より第3楽章」はすごく感動しました。南さんのヴァイオリンの説明と、山中さんの説明がとても分かりやすく、習っていない私でも理解でき、勉強になりました。
・体全体で音楽を表現していてすばらしいと思いました。(自分も)20年以上も続けられるものを見つけたいです。
・ぼくは今日の演奏でまたピアノに興味を持ち始めたので、妹に習おうと思いました。
・リゴレット・パラフレーズやヴァイオリン協奏曲がすごかったです。ぜんぶの曲に鳥肌がたちました。生で聴いたことがなかったのでとてもきちょうな体験をさせていただいてありがとうございます。
・ピアノやヴァイオリンをひく時の感情がよく伝わってきました。また、様々な雰囲気が感じられる和音にも感動しました。僕も昔ピアノを習っていましたが、きょう和音だけがきれいな音がだせるとしか思っていませんでした。なので、複雑な感情を不きょう和音で出すのに感心しました。二人の演奏を聴いていると自然に心がわくわくして次どうなるのかなと思いながら聞いていました。
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