柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2021年1月20日(水)
【アウトリーチプログラム】目黒区立油面小学校
目黒区立 油面小学校 4年生 87名
日時:2021年1月18日(月)14:10~14:50
出演:佐藤晴真(チェロ)、秋山紗穂(ピアノ)
【プログラム】
エルガー: 愛のあいさつ
サン=サーンス: 白鳥
サマー: Julie-O
シューマン: 献呈
シューマン: アダージョとアレグロ
***
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
共催:NPO法人子どもに音楽を
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
***
今年のアウトリーチプログラムは、学校側と実施会場や実施方法について綿密な協議を重ね、感染症対策を講じながら実施しています。
油面小学校では体育館を会場に、4年生がチェロの佐藤晴真さんとピアノの秋山紗穂さんの演奏を聞きました。
余談ですが、佐藤晴真さんには2020年10月に、めぐろパーシモンホールの若手演奏家シリーズ「未来の音」公演にご出演いただきました。この公演はもともと3月に実施する予定が感染症の影響で延期となったものです。
なかなか難しい状況の中ではありましたが、ホールでの演奏会、そしてこのアウトリーチプログラムと、大変お世話になりました。
さて、プログラムはエルガーの愛のあいさつから始まります。
タイトルの通りのほがらかな曲調で子どもたちにごあいさつです。
楽器の説明。
興味深げな視線が集まります。
ゆったりとした「白鳥」に続くのはマーク・サマー作曲の「Julie-O」。ジャズやポップス風の曲調で、がらりと雰囲気が変わります。
弦を指でかき鳴らしたり、面白い奏法もみられます。
質問コーナーでは、
チェロに慣れるまで何年かかりましたか?
なぜ演奏中に首を振ったりするのですか?
練習はどれぐらいしますか?
など、たくさんの質問が出ていました。
子どもたちからの感想
・Julie-Oを聞いて、チェロで演奏する曲でジャズのジャンルがあることに驚きました。
・僕がいちばんきれいだなあと思ったのは、シューマンのアダージョとアレグロです。なぜかというと、いきなりはげしくなったりおちついたりするところが、すごいかっこいいなあと思ったからです。
・一番心に残っているのは、Julie-Oです。チェロの弾き方をいっぱい教えてくださってありがとうございます。
・最後のアダージョとアレグロで、テンポが急に変わった時、チェロが体育館全体にものすごくひびいて、感動しました。
・音楽に身をまかせて身体を動かし、曲を想像しながら演奏しているすがたがすてきでした。
・ぼくは「白鳥」が気に入りました。チェロとピアノの相性がばつぐんで、いいメロディーが生まれていました。すごくきれいな音でした。
事業課 小比類巻