柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2021年2月16日(火)

【アウトリーチプログラム】目黒区立東山小学校

目黒区立 東山小学校 6年生 160名
日時:2021年2月16日(火) 1回目13:20~14:00/2回目14:10~14:50
出演:小山豊(津軽三味線小山流三代目)、小湊昭尚(尺八)、大多和正樹(和太鼓)

【プログラム】
karma(1回目)/EL SOL(2回目)
三味線独奏
尺八独奏
和太鼓独奏
民謡メドレー
紅蓮華
東山小学校校歌
こきりこ節

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
後援:目黒区教育委員会
***

今日のアウトリーチは邦楽プログラム。東山小学校にお邪魔しました。

出演者の皆さんが衣装で登場すると、子どもたちの期待が膨らむ様子が伝わってきます。
1曲目は津軽三味線の小山さんのオリジナル曲より。
おそらく子どもたちが想像していた曲とは全く違った、ワールドミュージックを想起させるメロディーに圧倒されます。

楽器の紹介コーナーです。
「この三味線の皮は何から出来ているでしょう?」…猫!牛!馬!とヒソヒソ声が聞こえましたが、正解は犬。子どもたちはびっくり。

日常生活で和楽器の音色を聞く機会は少ないかもしれませんが、
実は大人気のあのアニメや流行のポップス曲にも和楽器が登場していると聞き、子どもたちは大いに興味をそそられた様子でした。

まるでドラムセットのような大多和さんの和太鼓。
独奏では、力強い動きとスピードに子どもたちの目が釘付け。

尺八の小湊さんは、楽器の名前の由来が「一尺八寸」であることや、尺八のルーツは中国にあること、あごの角度を変えることで音の高さが変わる仕組みを実践して教えてくれました。

出演者の皆さんは世界各国で演奏活動を行っている方々です。
自分の国の歴史や文化を知る必要性や、相手の国のことを理解する大切さもお話してくださいました。

そしてプログラム終盤では、東山小学校校歌の邦楽特別バージョンの演奏も。

和楽器の演奏はあまり馴染みがなく、今回が初めての鑑賞機会だった子も多かったようです。
今日のアウトリーチプログラムが、新たな音楽の魅力を知るきっかけになったでしょうか。

子どもたちの感想

・伝統的な楽器はおしとやかな音色のイメージがあったので、実際に聴いてみて、はく力がすごい!と感じました。

・校歌を演奏してくださった時は、自分がいつも演奏しているオーケストラ楽器とはまったく違う音色で新しい校歌を聞いた気がしました。

・それぞれ楽器の音が教室全体にひろがっていて、体全体がふるえました。

・今まで和楽器は日本の音楽をひくものだと思っていましたが、いろんな音楽ができるとてもすばらしい楽器だということを学びました。

・初めて生で和太鼓や尺八、三味線をききました。テレビや動画で見たりきいたりするよりも1つ1つの楽器にはく力がありました。

 

事業課 鶴岡

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