柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2021年9月30日(木)
【アウトリーチプログラム】目黒区立駒場小学校
目黒区立駒場小学校 6年生 81名
日時:2021年9月30日(木)①10:40~11:30 ②11:40~12:30
出演:カルロス菅野(パーカッション)、奥山勝(ピアノ)、澁谷和利(ベース)、荒川琢哉(コンガ)
【プログラム】
Maria Cervantes
El Manisero(南京豆売り)
It’s a small world
Pare Cochero
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
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今回のアウトリーチプログラムは、目黒区の北端に位置する駒場小学校。
出演してくださったのは、日本を代表するラテン・ジャズ・ビッグバンドの「熱帯JAZZ楽団」の皆さんです!
感染症対策として、広い体育館を会場に、距離をとりながらの開催です。
まず熱帯JAZZ楽団の皆さんが会場に姿を見せる前に、子どもたちは音楽の植田先生からラテン・ジャズの拍手の仕方やリズムのノり方の説明を受けます。
クラシックと違い、いい!楽しい!と感じたらその都度拍手をして、会場全体で盛り上がるのがラテン・ジャズの楽しみ方、と先生は話していました。
プログラムの最初は、ラテンの名曲「Maria Cervantes」。
先生からの説明を聞き、子どもたちはソロや曲中に楽しい!と感じたところで出演者に大きな拍手を送り、会場は大盛りあがり!
その余韻の中、カルロス菅野さんがラテン音楽や演奏で使用する楽器のレクチャーをしてくださいます。
ホワイトボードに貼られた世界地図を指しながら、ラテン音楽の誕生や発展の歴史について説明。
子どもたちも社会の授業で習った知識を生かしてカルロス菅野さんのお話に一生懸命耳を傾けます。
楽器紹介では、普段見ることのない楽器から小学校で触れる機会のあるマラカスやギロまでが、カルロスさんの手によって変幻自在に操られていきます。
ラテン音楽の歴史や楽器について学んだあとは、実際に全身を動かしながら「ラテン音楽を感じる」体験をしました。
最初はリズムにノることに照れる様子もありましたが、ラテン音楽の独特なリズムを皆で共有することができました。
プログラムは、子どもたちからの質問コーナーで締めくくられました。
Question. みなさんは仲がいいですか?
Answer. 仲が良くないとアンサンブルはできません。私たちはプロだからお仕事として演奏をしているけれど、信頼している仲間とだからこそいい演奏ができる。仲間を大事にしてほしいです。
Question. コンガを叩いていて手は痛くないですか?
Answer. 痛いです(笑)でも練習しているうちに痛くない場所を見つけることができるので、基礎練習を沢山重ねることが大事かな。
日頃自分の身の周りにいる人、モノを大切にすること、単純な基礎の積み重ねが重要であるなど、熱帯JAZZ楽団のみなさんはラテン音楽の知識だけでなく、様々なことをアウトリーチプログラムを通して子どもたちに伝えてくださいました。
これから、沢山の新しい発見に出会う子どもたちにとって、このプログラムが心に残ってくれていると嬉しいなと思います。
事業課 吹田