柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2021年12月13日(月)

【アウトリーチプログラム】目黒区立原町小学校

目黒区立原町小学校 5、6年生 90名
日時:2021年12月13日(月)11:35~12:25
出演:チェロ 辻本玲 /ピアノ 沼沢淑音

【プログラム】
エルガー:愛のあいさつ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番より プレリュード
ポッパー:ハンガリアン・ラプソディー
サン=サーンス:白鳥
ラフマニノフ:チェロ・ソナタより第3楽章、第4楽章

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
共催:NPO法人 子どもに音楽を
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会

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原町小学校のアウトリーチプログラムには、チェロの辻本玲さんとピアノの沼沢淑音さんが登場。

コンサートはエルガーの愛のあいさつで始まりました。
この曲がつくられた背景を聞いて、「奥さんのことをどれだけあいしているかが分かりました。この曲を聴くとほれてしまいますよね」(感想文より)とのこと。

楽器の説明では、弦楽器の弦は昔は羊の腸でできていたけれど今は鉄が多いこと、弓の毛は馬のしっぽの毛を漂泊して使っていることなどを教えてくれました。

ラフマニノフのソナタの紹介では、沼沢さんが留学していたロシアの話をしてくれました。冬はアパートの窓から(もちろん下に人がいないのを確認してから)お湯を撒くと下の方で氷の結晶になるぐらい寒いとか、ロシアの自然や鐘の音が聞こえる様子など。
曲の中にも鐘の音が聞こえるので探してみて。というと、感想では「本当にかねの音が鳴っていてすごかったです!!」という子も、「それっぽいものはあったけど見つかりませんでした」という声も。
受け取り方も楽しみ方も人それぞれです。子どもたちの感想をご覧ください。

子どもたちの感想

・チェロとピアノは音色が違うのに、同じ曲を演奏すると2つの音色があっていたのがすごいと思いました。また、一つ一つの作曲家の話や曲についての話はとても分かりやすかったです。

・沼沢さんはチェロを支えながら時には自分も主張したりと使い分けていてとてもすごかったです。

・僕は小学校3年生までヴァイオリンを習っていたのですが、またヴァイオリンをやりたいなと思いました。久しぶりに音楽の生演奏がきけて嬉しかったです。

・音の強弱や交代交代で演奏しているときも音がきれいで、ずっと聞いていられるようなすばらしい演奏をありがとうございました。僕もピアノをやっていて、やっと最近すこしうまくなってきたと思っていましたが、今日の演奏を聞くと、全然まだまだだなと思いました。僕も沼沢淑音さんのようにうまくなりたいと思いました。

・生でチェロを見たのは今日が初めてでした。辻本さんの説明は、初めて聞いたことばかりで驚きっぱなしでした。

・私は特に無伴奏チェロ組曲のプレリュードがよかったです。なぜなら、チェロ一つの楽器だけで何個もの楽器を使っているようで、すてきだったからです。ピアノも低い音、高い音、なめらかな音、はげしい音を使い分けていて聞いていて飽きませんでした。

・ラフマニノフのチェロ・ソナタは、曲はとても長いのに、なぜかたいくつしませんでした。それどころか楽しかったです。また、辻本さんは会話をおもしろそうにやっていてすごいと思ったし、沼沢さんはロシアに居た時のことをおもしろく話していてすごいと思いました。

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