柿の木日記・
アウトリーチプログラム

職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。

2022年11月11日(金)

【アウトリーチプログラム】都立目黒高等学校

都立目黒高等学校 1年生 90人(各クラス30人)
日時:2022年11月11日(金)①11:40~12:30 ②13:20~14:10
2022年11月25日(金)③9:40~10:30
出演:渡辺玲子(ヴァイオリン)、坂野伊都子(ピアノ)

【プログラム】
クライスラー:美しきロスマリン
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」(ピアノソロ)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」より第2楽章/第3楽章
質疑応答コーナー
《アンコール》
クライスラー:愛の悲しみ

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
共催:NPO法人子どもに音楽を
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
*********************************

 

本日はヴァイオリンとピアノのアウトリーチで都立目黒高等学校へやってきました。
アウトリーチプログラムで高校を訪ねるのは、今回が初めての試みです。

見晴らしの良い6階にある広々とした音楽室で開催しました。
一曲目はフリッツ・クライスラーの「美しきロスマリン」。
演奏が始まると、音楽室がまるで19世紀末のサロンのような雰囲気に。

二曲目は坂野さんによるピアノソロで、ショパンのポロネーズ第6番「英雄」です。
力強い迫力満点の演奏に、生徒の皆さんも釘付けでした。

最後に、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」より第2楽章と第3楽章を続けて。

演奏の前に渡辺さんが曲について解説をしてくださいました。
ヴァイオリン・ソナタの「ソナタ」はイタリア語「sonare(ソナーレ)」から来ていて、「弾く」という意味だそうです。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、当時「素晴らしいが、グロテスクだ」と評され、「理解するのにあと50年かかるだろう」と言われていたとか。

また、演奏を聴くにあたって、“音楽の重要なポイント”についても説明してくださいました。
①一貫性があること
②多様性(変化)があること
③コントラスト(対比)があること
このあとの演奏では、皆さん3つのポイントを意識して耳を傾けていました。

質疑応答のコーナーでは、

・ヴァイオリンを演奏するとき、身体を動かすのはどういう意味があるんですか?
・ヴァイオリンの値段はいくらくらいするんですか?
・音大を受験するつもりなのですが、どんな気持ちで臨めばいいですか?

など、演奏の細かなことから、将来の夢についての相談まで、積極的に質問をしていました。

アンコールに、クライスラーの「愛の悲しみ」を演奏していただき、今回のアウトリーチプログラムは終了しました。

プログラムの終了後も、次の授業の時間までの間、おふたりとお話しするために生徒の皆さんが列を作って待っていました。
今回の機会が皆さんにとって有意義な時間になっていたら嬉しいです。

 

 

事業課 並木

 

この情報を家族や友達とシェアしよう!

https://www.persimmon.or.jp/blog/outreach/2022111116125450826.html