柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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アウトリーチプログラムなどについての
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2023年8月2日(水)
【アウトリーチプログラム】目黒区立みどりがおかこども園
目黒区立みどりがおかこども園
日時:2023年6月29日(木)
出演者:小山豊(津軽三味線)、小湊昭尚(尺八)、大多和正樹(和太鼓)
プログラム
小山豊:Karma(カルマ)
西アフリカの歌:マクル
星野源:ドラえもん
民謡メドレー:東京音頭~花笠音頭~ソーラン節(手拍子参加)
みどりがおかこども園園歌
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
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今回は目黒区立みどりがおかこども園で邦楽の演奏会をおこないました。
出演者は、津軽三味線奏者の小山豊さん、尺八奏者の小湊昭尚さん、和太鼓奏者の大多和正樹さんです。
会場の遊戯室はいつもとは違った雰囲気でこどもたちは興味津々。津軽三味線の調弦の音が聞こえると、ぴたりとおしゃべりを止めてステージを見つめます。
1曲目は、オリジナル曲の「カルマ」。
尺八の音色の豊かさ、津軽三味線の力強い旋律、迫力のある和太鼓の音が重なり心地よい振動となって体に伝わってきます。その様子から最初の1曲でこどもたちの心を掴んだようでした。
2曲目は、みどりがおかこども園ではおなじみの曲、西アフリカの歌「マクル」の和楽器バージョン。「マクル」を演奏することを伝えると、こどもたちからは「知ってるー!!」と元気な声がたくさんあがりました。
演奏が始まると、一緒に手拍子したり、体を大きく揺らしたり、飛び跳ねたり、大喜びのこどもたち。普段から動画サイトで聴いている「マクル」に大興奮。今回のために和楽器バージョンにしてくださった奏者の皆さま、ありがとうございました♪
3曲目は、星野源さんの「ドラえもん」。ここでしか聞けないスペシャル和楽器バージョンです。「ドラえもん」が大好きなこどもたちからは歓声があがり、演奏が始まると手拍子にダンスと体を動かしたり、じっと音に耳をすませて聴いたりと思い思いに堪能していました。
4曲目の民謡メドレーでは「東京音頭」「花笠音頭」「ソーラン節」の豪華3曲。こどもたちは手拍子で演奏に参加して会場が一体となりました。
次の質問コーナーでは、質問が来ると思いきや、「沖縄の音を聞きたい」とのリクエスト。そんな無茶ぶりをされた小山さんですが、さすがプロ。すぐにリクエストに応え、即興で沖縄風の音楽を奏でてくれました。
そして本題。「いつから楽器をはじめたのですか」と質問。小山さんは6歳から、お祖父さんとお父さんの影響で始められたそう。小湊さんは4歳から、同じくご家族の影響で始められました。和太鼓の大多和さんは2~3歳からピアノを始められ、高校生からドラムを25歳から和太鼓を始められたそうです。
最後の曲は「みどりがおかこども園 園歌」。元気いっぱいに大合唱するこどもたちと笑顔で演奏する奏者の素敵なコラボレーションが見られました。
演奏終了後にはすぐに「アンコール!!!」の声がたくさんあがりました。会場からは歓声や拍手とともに「マルク」を希望する声がたくさん。
やはりこどもたちは、おなじみのマクルで踊りたいようです!!アンコールに応え曲が始まると、こどもたちは大喜び。徐々に早くなるビートで会場は興奮に包まれ、充実の演奏会が終了しました。
事業課 鈴村