柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2023年10月27日(金)

【アウトリーチプログラム】目黒区立第八中学校

目黒区立 第八中学校 2年生72人
日時:2023年10月4日(水) 13:30~14:30
出演:松原みなみ(ソプラノ)、小林大祐(テノール)、大野真由子(ピアノ)

【プログラム】
秋の歌メドレー~まっかな秋、ちいさい秋みつけた、村祭り、もみじ
土井晩翠/瀧廉太郎:荒城の月
新沢としひこ/中川ひろたか:にじ
ビゼー:歌劇《カルメン》より 闘牛士の歌
グノー:歌劇《ファウスト》より 宝石の歌
ドビュッシー:月の光
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》より 私のお父さま
林望/伊藤康英:あんこまパン
W.A.モーツァルト:歌劇《魔笛》より パパパの二重唱

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
企画・協力:NPO法人日本声楽家協会
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第八中学校に声楽のアウトリーチプログラムに行ってきました。新型コロナウイルス感染症の影響で3年続けて体育館での開催を余儀なくされていましたが、今回は久しぶりに音楽室に戻ってくることができました。

コンサートの幕開けは松原さん、小林さんの二重唱による《秋の歌メドレー》。10月に入っても暑い日が続いていましたが、アウトリーチプログラム開始直前に降った雨がもたらした少し涼しい空気にも誘われ、秋を感じることができました。

小林さんの《荒城の月》に続いて、アウトリーチプログラム初登場、松原みなみさんのソロによる《にじ》。雨上がりに本当の虹は出ていませんでしたが、目の前に虹がかかる風景が見えるような演奏でした。

「闘牛士がどれほど人気のある存在なのか」について説明し、〈闘牛士の歌〉の登場の際、盛り上げてほしい、と生徒たちにお願いした小林さん。音楽室横の準備室から小林さんが登場すると、生徒たちが万雷の拍手と喝采で迎えます。歌の途中でも手拍子と歓声で盛り上げてくれました。

歓喜の闘牛場から一転ゲーテの『ファウスト』の世界へ。松原さんの歌う〈宝石の歌〉は、まさにキラキラ光る宝石のようでした。

大野さんのピアノ独奏による《月の光》は、言葉のない歌。水に反射した月の光が歌っているような感覚を覚えました。

松原さん、小林さんそれぞれの独唱の後、モーツァルトのオペラ《魔笛》からかわいらしい〈パパパの二重唱〉が歌われ、コンサートは終了しました。

ここ数年、出演者と距離をとり、生徒たちが声を出すのも質問の時のみ、という状況でしたが、今回出演者との掛け合いができているのを見られて、感慨深いものがありました。アウトリーチならではの良さを、あらためて感じられたひとときでした。

事業課 比留間

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