柿の木日記・
アウトリーチプログラム

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2024年9月26日(木)

【アウトリーチプログラム】目黒区立緑ヶ丘小学校

目黒区立 緑ヶ丘小学校 5・6年生 69名
日時:2024年9月26日(木) 11:20~12:20
出演:川久保賜紀(ヴァイオリン)、室井悠李(ピアノ)

【プログラム】

エルガー:愛の挨拶
クライスラー:愛の喜び/中国の太鼓
ポンセ:エストレリータ
ガーシュイン:サマータイム
〈ピアノソロ〉ファジル・サイ:トルコ行進曲
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出より「メロディー」/ワルツスケルツォ
モンティ:チャルダッシュ
葉加瀬太郎:情熱大陸

共催:NPO法人子どもに音楽を
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会

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今年の目黒区立緑ヶ丘小学校へのアウトリーチプログラムは、ヴァイオリンの川久保賜紀さん、ピアノの室井悠李さんのコンサートです。

まずはエルガーの「愛の挨拶」でご挨拶。

「今日は色々な国の作曲家の音楽を聴いてもらいます」と川久保さん。
エルガーはイギリスの作曲家、オーストリア出身のクライスラー、メキシコのポンセ、アメリカのガーシュウィン…様々な国の作曲家の作品が並んでいます。
一曲ごとに作曲家のこと、作品の特徴をお話ししてくださるお二人。

楽器についても詳しく教えてくれました。
川久保さんのヴァイオリンは、クライスラーが弾いていた楽器(!)で、1726年に作られたそうです。
弦の数、音の出し方など間近で見せてもらって子どもたちは興味津々の様子。
ピアノのお話では「ピアノはいつできた?」とクイズ形式で盛り上がります。

ピアノの室井さんのソロでは、みんなも聴いたことのあるモーツァルトのトルコ行進曲を、トルコのピアニスト/作曲家であるファジル・サイがジャズ風にアレンジした作品を演奏してくれました。
知っている曲のイメージが大きく変わっているのが印象的だったようで、後日いただいた感想文でも、この曲が気に入ったという感想が多かったです。

プログラムは超絶技巧のチャルダッシュでフィナーレ!
となるところでしたが、先生からのサプライズのご希望で、アンコールとして「情熱大陸」を演奏していただきました。
当日聴いていた5年生が、目黒区小学校の連合音楽会で演奏する予定の曲ということで、これをきいて「頑張ります!」と気合をいれている子もいました。

大きな拍手でお二人をお送りする子どもたち。
最後まで和やかな雰囲気でプログラムは終了しました。

子どもたちの感想

・最初にプログラムを見たときに知らない曲ばかりだったけど、知らない曲でも迫力があって聴いていて楽しかったです。

・知らない曲をたくさんきいて「世界にはこんなにたくさんいい曲があったんだ」と思いました。

・ヴァイオリンははじめて聞きました。とても美しい音色でした。中国の太鼓のとき、ピアノは打楽器にもなれるんだと思い、おどろきました。

・賜紀さんが小さいころにヴァイオリンをはじめて、たくさん努力したんだな、やっている中でつらいことがあったと思うのに、立ち止まらずに、まっすぐ自分の目標に向かって突き進んでいたんだなと思いました。

・ぼくもピアノをやっているのですが、ずっと下手なままです。ぼくはファジル・サイさんのトルコ行進曲を聴いたときに、室井さんがピアノを弾いている手をみて「すごいな」「ぼくもああなれるようになりたいな」と思わせてくれたおかげで「もっと練習にはげもう」と思えました。

・ヴァイオリンについてくわしく知らなかったけれど、今回、高い音から低い音の出し方、指の使い方などたくさんのことを教えてくれてありがとうございました。

・真剣に弾いているのが音だけでもわかります。がんばって弾いているのをみて勇気が持てました!川久保さん、室井さん、ありがとうございました!

・最近、悩み事や勉強などで疲れていたけれど、この演奏で気楽になれました。

・私はポンセのエストレリータが感動しました。目をつぶって聞くと、本当に星空が見えました。サマータイムやメロディーも感動しました。本当にありがとうございました。聞けるならもう一度聞きたいです。

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