柿の木日記・
アウトリーチプログラム
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2025年1月17日(金)
【アウトリーチプログラム】目黒区立中根小学校
目黒区立中根小学校 6年生 50名
日時:2025年1月17日(金) 11:30~12:30
出演:松田理奈(ヴァイオリン)、秋元孝介(ピアノ)
【プログラム】
エルガー:愛の挨拶
エルガー:朝の歌
エルガー:夕べの歌
クライスラー: 前奏曲とアレグロ
ショパン :華麗なるワルツ第2番 op.34-1(ピアノソロ)
ラフマニノフ :前奏曲 op.3-2(ピアノソロ)
マスネ:タイスの瞑想曲
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
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主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
共催:NPO法人子どもに音楽を
協賛:公益財団法人北野生涯学習振興会
後援:目黒区教育委員会
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中根小学校に、ヴァイオリンの松田理奈さんとピアノの秋元孝介さんと伺いました。
エルガーの愛の挨拶から始まったコンサート、続いて同じエルガーが作曲した2曲を聴いてもらいます。
どちらかが「朝」と「夕」をテーマにした曲とのことですが、曲名を伏せて演奏してどちらをイメージしたかを子どもたちにきいたところ、ほとんどの子が当てていました。
ですが、音楽を聴いて浮かぶイメージに正解はありません。
感じ方は人それぞれでいいのですよ。と松田さん。
続いて、楽器についてのお話しです。
ヴァイオリンの弦は4本で、馬のしっぽの毛を張った弓でこする摩擦で音が出るしくみ。
松田さんの楽器は1717年につくられたもので、300年以上大切に受け継がれてきたヴァイオリンです。
秋元さんからはピアノについて教えてもらいました。
ピアノは中にたくさん弦が張られていて、フェルトのハンマーで下からたたくことで音が出ます。
ピアノの元祖も300年ぐらいまえに生まれ、現在のピアノの形に変化してきました。
続いて、ピアノソロの演奏。
質問コーナーでは、何歳から楽器をはじめたのですか?という質問に、お二人がそれぞれ楽器をはじめたきっかけや幼いころのエピソードをお話ししてくれました。
今の自分たちぐらいの頃の話もあり、お話しの内容が印象に残ったという感想もいくつもみられました。
プログラム最後の曲はツィゴイネルワイゼン。
超絶技巧の迫力満点の演奏に引き込まれて、前のめりになって聴いていました。
子どもたちの感想
ピアノもヴァイオリンもとても心を込めて演奏されていて感動しました。とても美しい音色でした。
特にエルガーの朝と夜の違いが印象に残りました。今度はホールに行って聞いてみようと思います。
演奏を聞くと、すごく迫力があって、一音一音に心がこもっているのが伝わってきました。私も楽器が弾けるようになりたいと思いました。
生まれて初めて生でヴァイオリンの演奏を聞いたのですが、一つ一つの曲に物語があり、旅をしているかのようでした。
小学校でこんな音楽を聞けて幸せです。ありがとうございました。
体育館全体にバイオリンとピアノの音が広がり、心にひびきました。
ヴァイオリンやピアノもたくさん練習すれば松田さんや秋元さんのように上手に演奏することができるんだと心に響きました。私は小さいころからピアノを習っていましたが途中でやめてしまったので、もう一度チャレンジしてみようと思えるようになりました。
最後のツィゴイネルワイゼンが速さや明るさなどがよく変わる曲だったのでとても印象に残りました。
今日は音楽鑑賞曲室ときいて少し興味がありましたが、実際の演奏は想像をこえるもので、おどろきました。ピアノとバイオリンがおたがいにひきたてあっていて耳が心地よかったです。そして二人ともが強く楽しそうに演奏していて魅力的でした。もっと音楽を好きになれました。
また、お二人の音楽を始めた理由もすてきだな、と思いました。私も何かに集中してみたいと思える瞬間でした。
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