柿の木日記・
アウトリーチプログラム
職員がホールでの日々のできごとや、
アウトリーチプログラムなどについての
情報を発信しています。
2025年2月7日(金)
【アウトリーチプログラム】目黒区立第十中学校
目黒区立第十中学校 2年生 139名
日時:2025年2月7日(金)①10:50~11:40/②11:50~12:40(各50分)
出演:白石光隆(ピアノ)、加藤直明(トロンボーン)
【プログラム】
エリック・クック:ボリバル
アクセル・ヨルゲンセン:ロマンス
ヘンリー・フィルモア:ラッサストロンボーン
S.ワンダー=P.Y.プラット:イズント シー ラヴリー ※ピアノソロ
アレキサンドル・ギルマン:交響的断章
【アンコール】
ニューヨーク・ニューヨーク
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
後援:目黒区教育委員会
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第十中学校でのアウトリーチでは、同校の出身であるピアニスト白石光隆さんを中心に毎回様々なアーティストとのデュオをお楽しみいただいています。
音楽の先生にご紹介いただいて登場したのは白石さん。
ピアノに座って直ぐにピアノ演奏がはじまります。
お一人だけで演奏がスタートしてしまい、にわかにざわつく生徒の皆さん…
すると、どこからかトロンボーンの音が高らかに響きます。
リズミカルな音楽に合わせて登場したのはトロンボーン奏者の加藤直明さん!
生徒たちの大きな拍手で迎えられながら、登場曲となる《ボリバル》で伸びやかで力強いトロンボーンの音色を披露してくれました。
続いて演奏するのは《ロマンス》です。
先ほどのトロンボーンの印象とは打って変わって、どこか哀愁漂う優しい音色。
同じ楽器でも色々な表現ができるところが音楽の面白いところですね。
続いては、トロンボーンの楽器紹介です。
金管楽器であるトロンボーンは唇を震わせて音を出します。
今回は特別に「唇 → マウスピース → トロンボーン」と唇の振動から音が生まれるまでの変化を分かりやすく実践してくれました。
さらに、トロンボーンの最大の特徴であるスライドを活かした曲《ラッサス・トロンボーン》で会場を盛り上げます。
続いてピアノの紹介です。
今回は特別に鍵盤部分の構造を実際に見せてもらいながら音の鳴る仕組みを解説いただきました。慣れた手つきで解体し始める様子を、立ち上がって見守る生徒の皆さんは何が現れるのか興味津々です。
ピアノ解体ショーの後はピアノソロ曲としてスピーディー・ワンダーの《Isn’t She Lovely?》を披露。R&Bやゴスペルの要素が合わさったソウルミュージックの成り立ちについても学びながら、演奏を聴いていただきました。
クラシックを中心にソウルミュージックなども交えたプログラム。
演奏はもちろんのこと、楽器の仕組みや音楽の成り立ちについても一緒に学ぶことができ、音楽の奥深さを感じられる時間となりました。
事業課 井上