北野財団 混声合唱団チャリティコンサートの7回目にあたる今回は、東日本大震災をきっかけに作曲された楽曲と、名だたるオペラ作品から民衆の心の叫びとも言うべき楽曲たちを取り上げます。
音楽の力を信じて、いろいろな想いを声に歌にのせて伝えたいと思います。

目黒区にある公益財団法人北野生涯教育振興会（北野財団）が、音楽研修「クラシック音楽に親しむ」を開講するにあたり、2012 年から毎年参加者を公募により募集している合唱団。当初は「フォーレのレクイエムを学び歌う会」の名称で活動をおこなってきたが、2018 年より「北野財団混声合唱団」と改称。指導は声楽家、合唱指揮者の荒牧小百合、竹内雅挙が行い、メンバーは初心者から合唱経験者まで幅広い。ただ歌うだけでなく幅広い教養と経験を得られるよう、例年開講式（結団式）には多岐にわたるテーマで専門家を招き講義を行い、生涯教育を旗印にした北野財団らしい活動の中で日々楽譜と向き合っている。

東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程修了。数々のオペラやオペレッタに出演する他、「レクイエム」「メサイア」などの宗教曲や第九など交響曲のソリストを務める。詩人、谷川俊太郎氏と共に、W.ギーガーの作品をスロヴェニア、スイスで演奏し好評を得る。2015年にはクロアチアで開催されたD.ベヤチェヴィッチ生誕130年の記念演奏会に出演。2018年「ロシアにおける日本年」外務省認定事業では、モスクワのホールや演劇大学において、演奏会やマスタークラスを行い、様々な報道機関に取り上げられた。オペラチックナイトを主宰し、充実した舞台を企画・主演を続けている。第5回JILA音楽コンクール第1位。第13回日本声楽コンクールにて田中路子賞受賞。聖徳大学講師。洗足学園大学非常勤講師。日本声楽家協会正会員（日本声楽アカデミー会員）。

東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士課程修了。これまで声楽家として多くのオペラやコンサートの舞台に立つ。また合唱指導者としても現在6団体の合唱指導を行い「おかあさんコーラス大会全国大会」「国際シニア合唱祭ゴールデンウエーブ」に出演し、各賞を受賞。声楽家の「うたごえ」講師としての人気も高く、港北童謡の会（横浜）、富山うたごえ倶楽部講師他を務める。映画「お終活 熟春！人生、百年時代の過ごし方」2021年と続編「お終活 再春！人生ラプソディ」2024年では、主人公・千賀子（高畑淳子）が所属する女声合唱団の指揮者、岩本を演じる。日本声楽家協会では事務局長として事業の企画制作を行い、本事業の制作を初回2013 年より担当する。ＪＣＤＡ日本合唱指揮者協会会員、理事。日本声楽家協会正会員（日本声楽アカデミー会員）。同事務局長。

広島大学教育学部音楽文化系コースで声楽を学び、後に伴奏ピアノに転向。ひろしまオペラルネッサンスでコレペティトア、稽古ピアニストとしての活動を始め、2018年からは拠点を東京に移す。して活躍の場を広げている。2023年からは新国立劇場の公演に音楽スタッフとして参加。2024年からは副指揮者としても幅広い研鑽を重ねている。現在、新国立劇場オペラ研修所講師、日本声楽家協会ピアニストなど。

東京音楽大学、同大学院鍵盤楽器研究領域（伴奏）修了。後に、同大学ピアノ科伴奏助手を務める。現在は、声楽とのアンサンブルを主とする様々なジャンルで意欲的に活動し、さらなる研鑽を積んでいる。中央大学音楽研究会混声合唱団ピアニスト。

東京藝術大学在学中より国内外のアーティストのライヴツアーやレコーディング、劇団四季、劇団東宝のミュージカルでの演奏、またアポロ室内合奏団、東京アーティスツ合奏団のコンサートマスター、音楽集団「シエスタ」のバンドリーダーを務める。大学中退後も現在まで同様にライブやレコーディングに多忙な日々を送っている。ジャンルはクラシックからジャズ、タンゴ、ポップスまで幅広く、他にもダンス、朗読、パントマイム等との舞台パフォーマンスを、制作・演出・作曲も含め行う。「トニカ音楽教室」主宰。作曲・編曲活動も多数。上條恒彦主演の音楽劇「円仁」の他、市民ミュージカル、テレビCM、演劇等に曲を提供している。

●11のグレゴリオ聖歌集 より　J.ラター 編曲
●前へ　佐藤賢太郎 作詞／作曲
●夜明けから日暮れまで　和合亮一 作詩／信長貴富 作曲
●ほらね、　伊東恵司 作詩／松下耕 作曲
●花は咲く　岩井俊二 作詞／菅野よう子 作曲／山田香 編曲　《編曲委嘱作品》
●ダッタン人の踊り　歌劇「イーゴリ公」より　A.ボロディン 作曲
●行け、わが想いよ、金色の翼に乗って　歌劇「ナブッコ」より　G.ヴェルディ 作曲　ほか